あいつは俺の女だ。
とうとう彼の心を射止めた。
など、異性を自分のものにしたという表現があります。
特に若い男性は、女の子とセックスしたことで、その子を攻略した、自分のものにした、男としての格が上がったなどと捕らえがちです。
また、女の子も、好きな男性と「付き合う」状態になったことが成功だと勘違いしています。
しかし、本当に異性を手に入れるということは、それらとは全く逆の状態なんですね。
よく釣った魚にはえさはやらないという言葉があります。
男が特定の女に夢中になるのは、やはりプレセックスピリオドなんですよ。そして、セックス目的の男が何回かセックスしたら、飽きるというのとは逆にその効果は想いの強さにもよりますが、何十年も続きます。それは、映画なんかでも描かれることがあるのでわかるでしょ?
付き合うというのは、単に肉便器になることを同意しただけであり、男の心を手に入れたわけではないんですよ。
なので、この人の心が欲しいと願うなら、願うほど、セックスしてはいけないんです。
一方、男性の場合、
遊びなれた女性は、アプローチ、デート、セックスという流れに慣れているため、そして、その後がどうなるかもわかっているので、セックスした時点で男同様ゲーム終了というパターンもありますが、そういう女性はまれといえばまれ。
また、セックストリガーといって、セックスした男性のことを好きになる習性が女性にはありますが、このトリガーは別の男性とセックスした時点で取り消される(いわゆる上書き保存)ことと、そもそもセックストリガー自身に長くて3年、たいていの場合は半年くらいしかもたない(男性に結婚する気がないことがわかってくると、セックスがセックスのためのセックスだと体も心も自覚してくるからです)ので、自然と心が離れていきます。
なので、女性に特定の男性のことをずっと大事に想ってもらうには、やっぱり、セックスしないことなんですよ。
セックスというのは、ドーパミンもドバドバ出ますから、究極の強い刺激ではあるんですが、その分、寿命も短いのです。