要は変わらないねぇといわれて、私は成長できていないってこと？との悩みだそうです。
みなさんも友達にはものすごく仲のよい子と知り合い程度の関係と幅があると思います。
本当に仲がよい友達というのは、実は互いに変わってほしくないと感じていますよね。
二人の友情に変わりはない。社会的な立場や、加齢による変化があるかもしれないけれど、できれば、一緒にいたあの頃のままでいてほしいと心の底では思っているはずです。
なので、変わってほしくない相手が、変わっていなかったらすごくうれしいわけです。
それは全然意外でもなくても、期待通りのことなのです。そのため、基本的に本当に仲のよい友達は変わってないねぇとはいわないし、仮に言ったとしても、それは変わってなくて良かったという意味です。
一方、ほんの少し、距離感のある友達はどうでしょうか？
件の相談相手は1年くらいの期間を考えているようですが、時間が経つということは、年を取るということであり、老けるということです。
シミができることもあるだろうし、白髪になることもある、しわも増えるだろうし、太ることもあるだろうし、男性なら禿げることもある。
時間がたっていれば、そういう変化があるだろうと予測され、期待されます。
そのため、変わっていないことは予想外なわけです。
予想外だからこそ、変わってないねぇ！とびっくりマークがつくわけです。
ただし、それは、老けてないねぇ、凄いねぇという意味であり、やはり意味としてはポジティブな意味になります。
社会的な経験をつんで、落ち着いて対応できる大人になってないと捉えられたと心配しているのかもしれませんが、実は社会を動かしているのは一部のやる気だけはある若者です。その若者のエネルギーにインスパイアされて、経験豊かな上の人が動いているのが社会です。逆に言うと、年齢を重ねるとその若さややる気は取り戻せません。
これくらいだったら、これくらいに落ち着くだろうと予測できてしまうため、無茶はしなくなるからです。しかし、本当の成功はみんなが無茶と思える先にしかありません。
なので、変わらないねぇは最高の褒め言葉なんですよ。
