付き合っている場合でも、家族でも、夫婦でも、友達でも、先生と生徒でもなんでもいいですが、よく相手の文句を言っている人がいます。
- これがひどい。これはこうするべきなのに。
- これがひどい。これを犠牲にしてまであんなことしている。
- これがひどい。あれでは本人のためにならない。
- これがひどい。私は侮辱された。
- これがひどい。私が恥をかかされた。
- これがひどい。彼が浮気をしている。
- これがひどい。彼が私のことを構ってくれない。
- これがひどい。彼が全然プロポーズしてくれない。
- これがひどい。旦那が家にお金をいれてくれないくせにソシャゲにはいっぱい使っている。
もしかしたら、あなた自身も何かを言っているかもしれません。
文句を言うということは、どういうことでしょうか?
それは相手が間違っている、私が正しいという主張ですよね?
ほとんどの場合、実は私の方に原因があったりするのですが、人間は自分が可愛いのでそんなことには考えが及びません。
こだわることは人生半分損しているというのは以前も書きました。
同じ事象でも、それが正解の見方もあるし、不正解の見方もあるからです。
相手が間違っていると主張することは、私は神である。私の希望通りにならないのは許さないと言っていることと同じなんですよね。
そして、こうあって欲しくないとあなたが思えば思うほど、でも、そうなりそうという予測と願いとなって、実現していきます。
願いは必ず叶うのです。
あなたが私の気に入らない状況になりそうだからという確度のある予測をもって、それに対抗しようと行動すると見事にその予測を加速させることになるのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
文句は相手を不快にさせ、そうなって欲しくないところにどんどん追い込んでいくんですよ。
山田玲司さんは相手がギャンブルにはまっているなら、一緒にギャンブルをしなさいと言っています。
恋愛モンスターで一番大事な概念は時間軸で遠くを見る力です。
相手が何かにこだわってしている行為は、相手がそれをしたいからであり、やることで何かが満たされたり、足りない点(得てして、これはあなた自身が原因です)が補えるからです。
これをwin-winの状態に持って行くには、どうしたらいいでしょうか?
あなたにはきっとかれにして欲しいことがあるはずです。こうしてほしいということです。
それが彼がしていることと全く逆ということはまれでしょう。
なので、彼がしていることの先にそれを設定してもいいし、同時にやるようにすすめてもいいです。
つまり、彼がしていること自体は認めてあげるのです。要はそれが楽しかったり、楽だからしているわけですからね。
それよりも楽しいことや、楽なことがあれば、放っておいてもそちらに流れます。
どうやるかはケースバイケースですが、
- それをやることでお金儲けが出来るくらいまで合理的にやらせるか。
- これをしてくれたら、これはやっていいというゴール設定を与えるか。
- 一緒になって楽しんで、そこから自分が楽しいことに誘導していくか。
やり方はいろいろです。相談して貰えたら、上手くいくかどうか分かりませんが考えてみましょう。
以前も書きましたが、
愛し合うことは相手らしさを最大限引き出してあげることであり、
決して自分の思い込んでいる理想の相手像を押しつけることではないということです。