恋愛と何が関係あるんだと思うでしょうが、我々は大学生以上くらいになると、お金を払わない日がないというくらい日常的にお金を払っていますよね?
男性が女性におごる場合もまた同じです。
これらには全て同じ意味があります。
また、お金を受け取ることも同様です。
お金を払うというのは、欲しいものを手に入れるためと思っていることが多いと思います。商品のこともあるし、サービスのこともあります。
しかし、全てのお金を払うことに共通するのは、相手を育てるという意味です。
普通の家庭だと、人は子供のために惜しみなくお金を使いますよね。
それは子供にちゃんと育って欲しいからですよね。将来、路頭に迷って欲しくないためとか、今、人生を楽しく感じて欲しいためです。
全てそれと同じ事なんですよね。たとえ、それが確立されたサービスや商品であってもです。
買って貰えない商品やサービスは持続できません。つまり、それ以上育つことが出来ないわけです。
我々が日常的に買っているランチの弁当も同じです。
そこでいつも買っているから、次の商品を開発したら、よりよい味に改良できたりするわけです。
そう考えると、富裕層向けの何十万もするサービスや商品も、それだけお金をかけたらどれくらいのサービスが提供できるか、また出来ないかの試行錯誤の機会を与えているという意味合いになり、その結果、よりよいサービスになって、お客である自分自身も将来もっと満足できるサービスを受けられるかもしれません。
そういう意味での投資と考えればいいわけです。
で、そうすると、「お買い上げ、ありがとうございました」という店側の言葉は、
我々の生活費を稼ぐことができました、ありがとうございますという意味ではないとわかります。
あれはどちらかという、お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとうの意味に近いありがとうございましたなんですよ。
逆に言うと、売り手の立場の人は、お客さんにお礼を言うときは、そういう気持ちでお礼を言えば、本当の意味であるからこそ、心から言えるのです。
たとえ、それが価格に見合っていないと心の中で感じている商品やサービスであってもです。
で、ここで話を恋愛に戻します。
男性が女性におごるというのは、お父さんが娘の食事代を出すのと同じで、要は育てているわけです。
そこには見返りが必要じゃないんですよ。そこでもやっぱり、育ててくれてありがとうという気持ちで、ありがとうとお礼を言えばいいのです。
そうすれば、男性の方も気持ちよくおごれるわけです。