オフ会など人が集まるときは禁煙をお願いしているのですが、先日、国立がんセンターから受動喫煙、副流煙の肺がんのリスクが1.3倍という調査結果が発表されました。
たばこが体に悪いのはみなさんもわかっているでしょう。
実際、たばこを吸っている人の肺は解剖してみると真っ黒なのですが、人の体は70%水分、つまり、お風呂の水に泥水を混ぜれば全部茶色になりますよね。
それと同じで、肺がん以外のリスクもかなり上がります。
今回発表されたのが副流煙の肺がんのリスク上昇だけですが、その他の癌のリスクも上がっていると考えるのが自然です。
さて、原発事故でよく取り上げられていた年間100mSvがほとんど健康に影響ないことはほぼわかっているし、実際、嘘の情報は今となってはgoogle検索してもほとんど出てこなくなっています。
一部の放射脳が高めに主張している年間100mSvでの死亡率1%上昇というのは、さっきの肺がんのリスク1.3倍と同じ表現をすると、年間100mSvでの死亡のリスク1.01倍ですからね。
福島原発の事故の時、中の作業員の被曝量の上限を250mSvに引き上げたのですが、それはリスクがぎりぎりないかあるかのところでの線引きです。
とてもじゃないけど、たばこの副流煙のようにそこから30倍にリスクが増えるようなものではなかったでしょう。
とすると、たばこを吸うということは、周りの人にタイトルのようなリスクを負わせていると言うことです。
別の言い方をすると、街中で歩きたばこをするというのは、ナイフを持ってやたらめたら振り回しながら歩いているのと同じ事です。
がんができるのは、偶然なので、ナイフをよけることは出来ますが、よそ見をしていたり、出会い頭で怪我をしたり、重傷になることはあるでしょう。
そういうことをしているんだという目で見れば、いかに異常なことかわかるはずです。
アメリカではbarの中であっても禁煙です。
パートナーが喫煙者の人は、たばこを吸うということはそういうことなんだよと説得してみましょう。