今日のお題は
「恋愛感情 セックス 脳内麻薬」
です。
恋愛感情は期待と不安がセットになって生まれるものです。しかも、期待の方が不安よりもわずかに上回ったときにポジティブフィードバックがかかって発生します。
たとえ、キモオタでも、クラスのマドンナから少し優しくされただけで勘違いして好きになるのも、自分の勘違いワールドの中で二人がつきあえることを期待できたからです。
逆に言うと、不安がないと、恋愛感情は発生しません。
つまり、あなたのことが好きですと告白されて、ドキドキするかしないかは、そこに不安があるかどうかです。
全く予想もしていなかった相手に言われたら、いきなりの状況に不安が生じてドキドキしますが、そもそもそこに期待がなければ、しばらくしたらそのドキドキ感は消え去るし、意外といいかもと期待が生まれると、うまくいくかどうかの不安とともになって、ドキドキ感がエンハンスされます。
一方、セックスが恋愛感情につながるかです。
セックスは気持ちよくなるように設計されています。というか、気持ちよくないと誰もしないので種が絶えてしまうからです。
逆に言うと、セックスが気持ちよい生き物だけが生き残ってきたとも言えます。
若くて綺麗な女の子を好きになるのも、その方が子供が出来やすく、かつ、その子供が次の子供をつくるパートナーを得やすいからです。
そういう風に感じる種だけが生き残ってきたわけです。
セックスしているときにドキドキはしません。生殖器から感じる感覚が脳内を別の形で刺激してそれが非日常的な刺激となっていてかつ気持ちよいと感じるわけです。
この気持ちよさで恋愛感情が生じるわけではありません。
同じ気持ちよさを味わいたいという期待とか、セックスまでしたんだから、今後、私のことを養ってくれるんではといった期待が恋愛感情につながります。
前者は他者からの評価につながらないので、他に自信を持てるものがない人がはまりやすいです。
人生でそれ以上に満たされることがないからです。
AV女優が、AV女優をやめられないのもこの他者からの評価を得られる部分があるからで、辞めてしまうと、他者からも自分自身の評価も下がるのでじり貧人生になりがちなわけです。
後者の方が一般的な恋愛テンプレ脳がはまるものですが、あれっ、なんか結婚のことは考えてなさそうとか、この人と結婚はありえないで別れたりします。
とはいえ、ほとんどがその前に男性に捨てられます。他にもっといい女がいて、何とかなりそうということが隠されて他の理由で捨てられていくわけです。この場合、たちが悪いのはその他の適当な言い訳に引っ張られて女の方が全然意味のない方向に軌道修正してしまって、単なる都合の良すぎる女に徐々に変わっていくことですね(セフレとして洗練されていく)。
恋愛モンスターもそうですが、セックスで得られる脳内麻薬、つまり、ドーパミンの放出に対する欲求は理性的な判断でoverhangできるんですよね。
この辺はかなり高次機能で動物実験も出来ませんから、詳細は分かりませんが、恋愛モンスターにインテリジェンスが必要ということと関係があるんでしょう。