よく電車やホームで手をつないでいるカップルがいます。
私たちだけの世界みたいな感じでいちゃついているようなものですが、手つなぎはセックスが始まっている状態なので、人前でセックスしていることと同じなわけです。
メリットを挙げていきましょう。
肌と肌が触れ合っているのでオキシトシンがでます。
周りに私たちは愛し合っているのよとアピールできています。
周りにそんな人たちはほとんどいないので、ちょっと優越感もあります。
つながっている二人は、愛し合っているし、信じ合っているし、理解し合っているのよアピールができています。
デメリットです。
二人のことを知っている男性はその女性を結婚相手としては見ないでしょう。
他の女性もこの男性のことを対象としては見ないでしょう。
結局、何が起こっているかというと、
セックスしたいだけの男性にとってはすでにセックスしている状態なので、願ったり叶ったりなわけです。
でも、そこには二人のかみ合っていない問題や、生活の要素はないわけです。
それらに対しても向き合うという姿勢や覚悟はないわけです。なにせ、セックスしている状態ですからその辺はまたあとでという状態です。
一方、女側からすると、そうやって私のものアピールすることで他の女に取られるリスクが減っていると、だから、私も一歩踏み込んで男性のことを信じていられるんだと。
人前でセックスしているんだから、あなたは私にものよという捨て身のアピールです。
でも、逆に言うと、そうまでしないと信頼できない、相手の気持ちをキープできないという意味でもあります。
そして、そうやって、自分のすべてをオールインしているからこそ裏切られるリスクにおびえて、束縛したり、ヒステリーを起こすわけです。
さらに裏切られたり、ふられたときの絶望感は、自分のすべてをかけて何も得られなかった。友達ポジションすら得られず、せいぜい肉便器としてのセフレなら良いよといわれる始末です。
ちょっとでも、勝てそうなら、何でもオールインして負け続けるスタイルですね。そのうち、あぁ、自分はヘタなんだと思い始めて、自己評価が下がっていくわけです。
恋愛モンスターはオールインせずに常に多面待ちです。勝ち続ければ、相手が根負けしてオールインしてきます。
でも、相手の戦うスタイルを知っておく必要があるので、最初からオールインされると困るわけです。だから、ちまちまちまちま勝っていきます。
こういうときは、この手を打つのか、じゃあ、この場合は?
あの表情はこういうときにでるのか!
瞳孔が開いたぞ、勝負する気だな!と相手のことをじっくり見ていき、観察していくわけです。それは相手も同じです。
どっちがポーカー強いですかね?って話です。
結婚って、その後のコンビプレイみたいなものなんですよ。
相手のくせや手をしていれば、勝率がさらに上がります。