これは何度か書いていますが、大原則です。
プロのナンパ師であっても、3秒ルールに支配されているのは結局、これが原因なんですよね。
場合分けして考えてみましょう。
シミュレーションしたとします。
こう話しかけて、こうたたみかけようという作戦です。
これはある程度時間をかけて考えられるので、考え得る最高のパターンを思いつけます。
バージョン違いでいくつか用意することも出来るでしょう。
さて、相手がその話に乗ってきたとします。ノリノリで乗ってきたとします。そしたら、実は用意していたプロットの最後まですぐ行っちゃうんですよ。
しかも、実はこのノリノリで乗ってくるには、その前段階にラポールを取っておかないと無理なんですよね。
最後の仕上げに決めて、早期撤退で次につなげないといけないんです。
とはいえ、このラポールを作った後に続けざまに持っていったら、絶対成功するのですが、仕切り直してはなかなか難しいんです。
ほとんどの場合は次のパターンになります。
まず、相手がこちらに好意を持っていても、予想外の返答が帰ってくるんです。
しかし、あいにくその返答に対する答えは用意していません。本来はそのシミュレーションのプロットを捨てて、そこからスポンテイニアスに会話するべきですが、シミュレーションのプロットの方が十分練られているんで、そちらの展開の方が本来は良い展開だと思いながら会話をすることになり、会話が全然弾まないんですね。というのも、たとえば、デートに誘うことが目的だとしたら話がどんどん違う方向に向かって行ってしまうからです。それでいてタイムリミットも近づいてきます。
デートの誘いが上手く行く時って、デートの誘いを自分が言おうと思っていないタイミングで勝手に自分が言ってしまっていたときなんですよね。
しかも、それは十分練ったプロットじゃないので、本当、会話の空白のちょっとした瞬間に投下されて、相手もよく返事を考える暇もないような間だったりするわけです。
で、そこから期待が上がってくるので、スポンテイニアスな会話はむしろしやすくなるんですよ。
この問題の解決法は、まずはシミュレーションしないこと。
次に話したい相手に何も考えずに話しかけること。
で、相手に期待することはあるわけですが、それをこむつかしいおしゃれな会話で切り出すことは諦めて、直球勝負すること。
ただし、そのタイミングはあらかじめ考えないこと。
まぁ、言うは易しですが、ナンパ師でも神の領域のこの声かけを実践する上でも、実は処女性を高めることが役に立つんですよね。