先の二つの記事にも関連しますが、れんモスの関係性は彼氏や彼女と違って、10年、20年、30年の世界です。
半年や1年で別れた彼氏がいますよね?そんなものはよちよち歩きのお子ちゃまのような関係なわけです。
今、20代中盤の女性にとっては、40代中盤や50歳くらいまで続く関係なわけです。
ちょっとした行き違いやけんかだってありますが、長い歴史の中では本当に些細なことなわけです。
れんモスにいろんな種類がありますが、その最終段階に近いものとして、れんモスXとれんモスWがあります。
れんモスXはリアルに家族のような関係です。キスすることも、セックスすることも気持ち悪くてもうできないという状態です。
これに近い状態になるのにはだいたい6年目から10年目くらいに入っていきます。その後、15年、20年とかけてもっともっと落ち着いた安定した関係になっていきます。
兄妹は他人の始まりと言って、兄妹と折り合いが悪い人も世の中にはいますが、仲の良い兄妹が家族丸ごと増えていく感じですね。
一方、れんモスWにはその関係性に終わりがありません。長ければ長いほど、その関係性の中には恋愛感情があった時期もあるでしょうが、長すぎてそんなホットな気持ちを持ち続けるのが不可能なくらい長いわけです。
恋愛感情を持って、結婚する事がゴールというのが恋愛テンプレ脳ですが、それは結婚した後だと、離婚して結婚という話になるわけです。
でも、恋愛モンスターでは恋愛感情はおまけであり、そのうち、恋愛感情が何かわからなくなってきます。
それは相手を独占することが愛情とは本来関係がないことがわかってくるからです。
そうすると、愛情はあっても、それが、恋人や配偶者に対する愛情なのか、家族に対する愛情なのか、友達に対する愛情なのか、それらと似ているような似ていないような変な愛情になってきます。
いまだにわかってないのは、れんモスWはれんモスXに移行するのかということです。
それはコミュニケーションした時間や一緒にいた時間が足りないからかもしれないのですが、そんなに朝から晩までずっと話すなんてことはないし、夫婦でそれをしていて、じゃあ、れんモスW的な要素がなくなるのかというとそうでもないので、答えが出ないんですよね。
ということは、れんモスWに終わりがないという意味でもあるわけです。
それはY = 1/XのXがゼロに近づくかのような感じで二人の関係性は昇り続けるという意味でもあります。
付き合うことも、結婚する事も、セックスすることもないわけですから、本当、どこまで行くのかわからないわけです。
無駄なセクトラや、セクトラのために交渉ごとがない分、ただただ面白いだけなんですよね。
たとえば、レストランで話していると、なんでこの二人はこんなに楽しそうなのか、どうやら、恋人でも夫婦でもなさそうだし、そもそも違う女の子や男の子の話ばかりしてるのにと、横のカップルや、ウェイトレスを、まるでお通夜のような状態にしてしまいます。