男のモテるとはどういう状態でしょうか?
学生時代だったら、他のクラスの女の子も含めて、たけるくん、格好いい。私、たけるくん好き。とか、バレンタインチョコを一杯もらうとか、ラブレターをしょっちゅうもらうとかのイメージです。
この時期の男から見たモテる男と、女から見たモテる男にはかなり解離があるのも特徴です。
男からは北斗の拳みたいな男性的な体格とストイックにスポーツに取り組みつつ、勉強も頑張っているみたいな男が男にとってのモテる男です。
この頃、男が体を鍛えるのに熱中するのもそれが理由であって、決して、体格の良いマッチョがセックスする時、女受けするからという理由ではありません。
一方、女からのモテる男は、スポーツが出来て(別に賞とか取らなくていい)、勉強もそこそこできるイケメン優男です。
ジャニーズとか、若者むけ映画の男役みたいなタイプですね。
ところが、大学生になってくると、セックス可能な女の子の数がぐっと増えてくるので、男にとって、モテるとはセックスした女の数みたいになってきます。
一人の彼女とずっと付き合っている男をモテるとは評価しません。
このイメージは社会人になってから割と変わらず続きます。
それが童貞はモテないやつ、オスとして格下といった扱いにつながっていくわけです。
この根源にあるのは、男はセックスすると気持ちが良い。気持ちが良い体験をいっぱいしている方が強い男。
女は簡単にセックスさせてくれないのにそれをそれだけ攻略しているなんてオスとして優秀。
動物の社会でも、ボスは多数のメスを引き連れている。人の社会でも知っている男とセックスした女は結婚する価値がなくなるので、それだけいろんな女とセックスしているオスはそれらのメスを引き連れているかのようであり、それはボス的な位置づけである。なので、実際の社会的な地位にかかわらずオスとしては格上みたいなイメージです。
また、ジャニーズのタレントのようにそれこそ何万人、何十万人、何百万人の女性から好かれているタレントもいます。
彼らは裏でファンを喰いまくっている人もいますが、そういうのとは別に彼らはモテているのでしょうか?
恋愛工学もこういったモテのイメージの上での戦術です。
しかし、この高校生のモテからジャニーズのモテと、恋愛モンスターのモテには決定的に違うことがあります。
一言で言うと、相手のことを理解し、信頼しあえているかです。
大学生の時、女の子をデートに誘ったとき、「嬉しいです。行きたいです。」と言われることはあるでしょうか?
また、別れ際に「楽しかったです。また、誘ってください!」とか言われますかね?
これ、恋愛テンプレ脳だと、私はセックスし放題女ですというサインになるので、そう思ってない限り言わないですよね。本当にそう思っていても多少セーブした表現で済ますはずです。
ジャニーズならもっと派手に言われるかもしれませんね。でも、ジャニーズは彼女のことをどれだけ理解し、覚えているでしょうか?
恋愛モンスターを実践し、処女性の高い女の子が相手なら、別に相手がブログを読んでなくても、上記のようなことを言われるわけです。
しかも、そういった女の子数人を集めて飲み会も出来るし、他の女の子の話をしても全く角が立ちません。
でも、彼女たちは別に自分と付き合いたいとか、結婚したいとか、セックスしたいとかは思ってないわけです。
とはいえ、信頼だけはどんな男の人よりもしています。
こういう状態は、いわゆる恋愛テンプレ脳的にモテている状態ではなかなか難しい状況でしょう(それは相手の女性が付き合いたいとか、セックスしたいとか、独占したいと思っているからですが)。
実際、他の男性にある程度詳しいことを話すと羨ましいと言われます(彼らはその先にセックスがちょっとはあるんだろうと勘違いしているからです)。
こういう状況をモテているとは思ってもいないし、そう感じもしないわけですが、どんなモテでも体験できない状態であることは理解し、納得し、満足しているわけです。