楽しもうとしてるのに何でこんなに嫌な気分になるんだろう
という相談を受けたり、いろんな人と遊んでいると疲れるとか、面白くないことがあるとか言われることがあります。
楽しめるものは二つしかないわけです。一つは自然で、もう一つは他人や他人がつくったものです。
楽しいという感情の本質は、一言で言うと、「予想以上の結果」です。
自然のすばらしさも予想や期待を越える壮大さだったりするし、
スポーツ好きが楽しいと感じるのは、こう打てたら良いのにを越える球が打てたときだったり、
本だったら、こういうストーリーかなぁと思っていたら、全然違う結末だったり、
つまり、楽しいの本質は基本的に予測不可能なんですよね。
そのため、楽しもう楽しもうと楽しさを予測して何かをセッティングしてもその楽しいものが来ても楽しくはないわけです。
しかし、同時に楽しさが来るような状況は用意しないとそれは生まれません。
ということは、人と会うときも、会うことはセッティングしないといけないけど、そこで何かを期待することはあまり意味がないわけです。
探さないといけないのは、予想外のことなんですよね。
ということは、期待できないような相手ほど、期待できるということなんですよ。