いきなり両想いって、なかなか起こりません。
適度にルックスが良いもの同士が、オーラや雰囲気が好みだったり、似通っていたりで、かつ、なんとなくいいなと互いにほぼ同じ時期に感じ、目と目が合ううちに期待がどんどん上がっていき、うまくいかない恐怖よりも、全然うまくいきそうというフラグが立つたびに互いの期待がさらに上がっていき、初めて話した瞬間には互いの瞳孔も開きまくっているような状況です。
これがね。最悪の状況なんですよ。結婚のことを考えるとね。
アホみたいにあっさりとデートの約束ができて、例え、何かのトラブルでデートできなくても、すぐにリベンジデートが立ち上がって、「付き合ってください」といえば、「はい」と答える恋愛テンプレ脳の場合もあれば、
れんモスの場合であっても、これはれんモスSの状況です。
まずは50時間とわかっていても、運命の人かも、付き合いたいという誘惑の強いこと強いこと。
人はなんでドキドキするかというと、対象の正体がわからないからなんです。
- プロポーズにイエスと答えてくれるかどうかわからない。
- 大会記録を出して優勝できるかどうかわからない。
- みんなの前でプレゼンして、上手くいくかどうかわからない。
- 試験が上手くいって、合格するかどうかわからない。
恋愛のドキドキも同じです。相手と両想いになって、上手くいくかどうかわからない。
相手の人格そのものがよくまだわかっていない。
これらがわかるのは50時間の壁を越えた辺りです。つまり、50時間の壁を越えたときに初めて、あぁ、なるほど、二人はこんな関係なのかと冷静に判断できるのに、それらがすべて、合うか合わないのかのドキドキゲームに変わってしまうんです。
上手くいけばいいですよ。これ以上にないくらい合うと。すべてにおいてベストマッチだと。
何もかも同じ判断をする二人だと。
それが50時間延々続けばね。
絶対、ないよね。
あっ、ここが違った。あそこが違ったの、むしろ、ネガティブ要素発見の50時間の旅なんです。
それは、恋愛テンプレ脳が同じ状況で付き合ったときもやはり同様でしょう。
で、本来は、そこから、再度、二人の関係を再構築する。つまり、れんモスAとして、もう一度、互いのボタンとボタンを合わせる作業が始まるんです。
ところが、そこですでにセックスしていたら、もうどうしようもありません。
していなければ、一応、男にとってはそれが一つのご褒美ですから、8合目にヘリコプターで行って、道に迷って、下山してしまったけど、再度頂上目指して登ろうかねとは思えるけれど、8合目から頂上まで登った山を再度登ろうとは思いません。
隣の山を登るでしょう。
つまり、いきなり両想いだったと。どうも、それっぽいと気づいたら、あぁ、最悪だと思うべきなんです。
一度下山しないといけないのかと。それからの再挑戦なのかと。
そういう判断ができるように精神力を鍛えましょう。
※この記事は【Q&A 17-28】の答えでもあります。