いろいろ女の子にちょっかい出している男の子が言っていました。
「付き合うまでが一番楽しい」と。
上手くいくかどうか分からないギャンブル性に恋愛感情のドキドキ感がつまっていて、さらに恋愛テンプレ脳ですから、相手のことも未だ十分にわかっていない神秘性もあります。
だから、付き合うことになって、しばらくしたら、もういいやと他の女の子に手を出して、それが元にけんかになり、所有欲からヒステリーを起こす相手に嫌気がさして、どちらともなく別れることの繰り返し。なんてのはよくある話です。
で、その付き合うかどうかの最初の頃のギャンブル性が話がどちらに転ぶか分からないという意味でネタ性が上がって、女の子同士の話題でも盛り上がるのです。
彼氏がこんなに優しいという話は、口ではいいなぁーとか言っていても、腹の中では面白くも何ともないでしょ?
そういうギャンブル性があるから、ドラマや映画でも付き合う前の物語がほとんどになるわけです。
あとは付き合った後や、結婚した後の、別れるかどうかとか、別の異性とどうなるかといったギャンブル性を取り込むかどうかですよね。
さて、付き合った後や結婚した後の比較的落ち着いた状態で、二人でデートしているときの幸せ感というか、楽しい雰囲気はイメージできると思います。
付き合っていても、50時間の壁は越えられるからですね。その上で、付き合いが続いていれば、そのような状態になりますよね。
で、そこで、セックスしてしまっていると、女性の方に所有欲と独占欲、さらには捨てられたときの自家価値の損失への不安が重なって、ヒステリーの閾値がぐぅっと下がっているわけです。
もちろん、経験豊富で今の彼氏との結婚はないと高をくくっていられる20代前半から中盤なら、ヒステリーを抑えることは可能です。
しかし、男性経験が少なかったり、アラサーだとそういう抑えもきかないわけです。
一方、れんモスの場合はどうなるでしょうか?
付き合ってもいなければ、結婚もしていないので、そもそもヒステリーを起こす理由がありません。
それでいて、どうなるかわからないギャンブル性はまだ残っているわけです。たとえ、片方が結婚していてもね。
それは離婚するとかそういう話ではなくて、いつか何かが起こる可能性はあるという意味です。
同じ表現で状況を比べてみます。特に一番楽しい状況になるれんモスW(互いに結婚できるステータスなら、Wになる前に結婚しています)で比較してみましょう。
恋愛テンプレ脳の付き合うまでの楽しさがこれ。
上手くいくかどうか分からないギャンブル性に恋愛感情のドキドキ感がつまっていて、さらに恋愛テンプレ脳ですから、相手のことも未だ十分にわかっていない神秘性もあります。
れんモスWの楽しさがこれ。
結婚してもいいよねといえるくらいの状態でありながら、結婚できる状態になる確率が低いギャンブル性に恋愛感情のドキドキ感はないけれど、セックスはしていないので、セックスすることになった場合のドキドキ感はまだ未体験の状態。つまり、それに対する期待は残っているということです(結婚すれば得られます)。相手のことは十分分かっているので、その安心感がありますが、ヒステリーは体験していないので、それに対する恐怖という名の期待はあります。
楽しさの本質は期待と不安(ギャンブル性)なのですが、前者のドキドキ感は最初の時期以外もう得られないのに対して、後者は結婚しない限り、永遠に続きます。
※この記事は【Q&A 17-40】の答えでもあります。