クラブ女子と言っても、基本的に二つのグループに分かれます。
ひとつは純粋に音楽が好きで、踊りに来ているだけの娘たち。
こういうタイプの7割から9割は処女性が低くて、やはり恋愛テンプレ脳です。
クラブでナンパしてくるような男はくそと思っており(それは事実ですが)、こっちくんなという態度を取ります。
で、中には処女性が高い娘もごくたまにいるのですが、出会うことはほぼありません。
別に話すくらいないいよ~くらいの態度を取ります。
気が向いたらセックスまでするよ~くらいの子もいるので、その辺の境界ははっきりしていません。
もう一つのグループは、ナンパされるのを待っているグループです。
日常生活で声をかけてくる男は日常的にナンパしている男ですから、ほかの女にも声をかけているでしょうし、雰囲気もよくありません。
しかし、クラブではそうではありません。暗い照明の中、音楽が大音量で流れており、互いにお酒も入っています。
そんな環境でまともな会話はできないので、もっとも短いやりとりで盛り上がる必要があります。なので、そこでは普通の会話はむしろ機能しないのです。
で、いきなり手をつないだり、場合によってはキスしたりします。
そのままクラブをでて、ラブホに直行、セックスした後は互いの連絡先も交換せずにバイバイなんていうのが、お持ち帰り成功例の典型例です。
その後もセックスし続ける関係になるには、だいたいセックスするまでに10時間くらい必要なのですが、この一回きりの関係の場合はもっと短いわけです。
これは何なのか?と考えるに、もちろん、基本はセックスしたいだけというのはあるのです。でも、すぐに浮気すると分かっているような人を彼氏にはしたくないわけです。
というか、彼氏がいることもあるでしょう。でも、その彼氏にも不満があるわけです。当然、けんかしますからね。
で、クラブに行ってお持ち帰りされて、分かれる場合、セックスまでするような関係ならけんかとかもないわけです。
時間にして3,4時間くらいでしょう。2,3時間かもしれません。
この時間って、ドラマの恋愛部分の合計時間、映画の上映時間とほぼ同じでしょ。
ほとんどの恋愛ものは互いが好きになり、障害がとれて一緒になったところで終わります。
その後の苦労なんて描かれません。
そのジェットコースターのような。恋愛ダイジェスト版のようなことが、体験できるわけです。
それがあたかも恋愛偏差値を上げているような、経験値を上げているような錯覚を起こしているわけです。
実際は、自分自身の市場価値が落ちていっているうえに、50年かけて関係性を維持していくスキルが低下していっているのですが。
でも、それでも、彼女たちがそうしてしまうのは、純粋にストーリーを追いかけているからです。
でも、その追いかけているストーリーが間違っているわけですが。
なんで、そんなことになっているかというと、その模範となるストーリーが、テレビ、漫画、ドラマ、映画で提供される恋愛インスタントものばかりだからでしょうね。
本当の教科書は、夫婦が何十年もかけてつくっていた愛情なのですが、日本の夫婦の半分がセックスレスということからも、良好な関係性を維持している夫婦そのものが少ないから、それに魅力を感じないのでしょうし、そういう関係になるにはどうしたらいいのかにも注意が向かないのです。