今まで書いていませんでしたが、これはかなり大事な概念です。
れんモスの最終的な関係性は、れんモスW、れんモスX、夫婦くらいに収束していきます。
今回の話はそれぞれの段階で少し形を変えて働いてきます。
まずは導入期です。
この時期は恋愛感情のある時期ですから、期待と不安が均衡していてやや期待が高い状態です。
不安が生じるのは相手のことが分かっていないからです。
しかし、セックスしてしまうと、得られる快楽の一番大きいものを得たことになってしまうので、男性側の期待は激減してしまいます。
要するに均衡が崩れてしまうわけです。
そうなるまえに、この娘は失いたくないという気持ちを植え付けておかないといけないのですが、それができてないと釣った魚にえさをやらない状態になってしまいます。
ここでセックスをせずにれんモス路線の軌道に乗ったとします。
れんモスWは、場合によっては結婚してもいい、セックスしてもいいくらいまで接近できますが、実際は結婚もセックスもしません。
マグネットのN極とN極、S極とS極をくっつけようとするようなもので、くっつきはしませんが、ひきあう力はドライブされ続けます。
れんモスXは互いのことを理解し、もはや結婚する必要もセックスする必要もない状態です。
みなさんの中にはもうセックスする気も起きないという異性の友達がいることがあると思いますが、それの親友的な存在です。
この関係は一番安定で、どちらにも行く力はありませんが、二人の距離感はかなり近いところで安定化しているので、波風も立たず、ただただ安心できる関係です。
さて、夫婦の場合です。夫婦はセックスしてしまっています。
もうこれ以上、性的に期待できる快楽はないわけです。
世の中冷めた夫婦が多いのもそれが理由です。
今回の話はここで一番効いてくる話です。もちろん、他のシチュエーションでも効きますが、セックスという報酬効果がない状態で惹かれ合わないといけないので一番大事な方法論なわけです。
イメージ的には、手をつないで向き合っている二人をそれぞれ後ろから別の魅力的なものが引っ張っていて、その力でそのまま相手も引っ張られているみたいな状態です。
その力が均衡しているとき、結局、互いをひきあう力が一番強くなるわけです。
リスペクトできる相手と結婚した方がいいというのは、このときに一番効いてきます。
綺麗なだけの嫁さんや、可愛いだけの嫁さんでは上手くいかないのもこれが理由ですね。
仕事をしていようが、専業主婦だろうが、常に相手を惹きつけるよな情報や交友関係を持っておくべきなんですよ。
結婚する前にれんモスをいっぱい作っておけというのはここでも効いてきますよね。