昨日の話とも関係があるし、以前にも書いたこきるとですが、大事な概念なのでまとめて書いておきます。
子供が怒るとか、恋人や嫁さんが怒る、場合によっては男の方が怒ることもあります。
それに対して逆ギレして怒り返したりとかもあるでしょう。
それで、互いに損したことや、無くした経験を踏まえて、怒る程度や怒るタイミングをちょっとずつ調節したりするわけです。
できるだけ自分に都合の良い結果になるように怒ります。
自分が怒るといいなりになる奥さんなら、その旦那は怒り続けるでしょう。
妻や恋人のヒステリーがひどくて、逆ギレしたら、3倍返しを喰らうから、逆ギレしないようにするということもままあります。
そういうとき、言われっぱなしで腹立つなぁと思うこともあるでしょう。
しかし、怒っていても、そこには大義も正義もないんです。
あるのは、思い通りにならなかったという事実だけです。
こうなると思っていたのに、こうしてくれると期待していたのにしてくれなかった。それだけです。
そして、そうなるようにちゃんとセッティングしたり、詰めたりしていなかった自分が悪いとわかっているから怒りのトリガーがひかれるのです。
もし、自分に事前に何かをする余地がなければ、人は怒りません。例を挙げると、地震とか事故とかです。
もちろん、後悔することはあります。ああしておけばよかったと。でも、怒りはしません。
元々自分の思い通りにならないことだからです。
そう、つまり、自分の思い通りになるはずだと思う対象に対して、ならなかったときに人は怒るのです。
しかし、思い通りになると言うことは刺激が無いという意味でもあります。
何も予想外のことを持ち込んでこないということです。
そこには成長の余地はありません。
ということは、相手が怒っていること自体はどうでもいいわけです。自分自身が成長する余地を否定しているだけだからです。
思い通りにならなかったということは、そこに成長の余地があるのにそれを歓迎せずに否定しているわけですから。
相手が怒っていても、あぁ、何か自分の力不足を嘆いているなぁと思ってみておけば良いわけです。
その代わり二人が成長できる情報をしっかり取ってきて、共有するようにしましょう。