恋愛テンプレ脳、要するに一般社会で恋愛と思い込んでいるものの正体は何かと言うことです。
恋愛テンプレ脳とは、
互いに好きになって、付き合っているうちに情が芽生えて、たとえ最初は結婚する気がなかったとしても、結婚する気になってきていつか結婚するはず。
もしくは、若い頃は結婚のことなんか考えずに恋愛を、セックスを楽しみたいというものです。
すべてが逆の方向に間違っていますが、簡単にレビューしていきます。
互いに好きになるという恋愛感情は、
相手が自分のことを好きかもと言う期待と違うかもという不安がセットになったもので
それにセックスしたいと
自分のものにしたいという独占欲が合わさったものです。
恋愛モンスターは50時間必要でしたよね。つまり、本当の意味での信頼関係を作るというのはものすごく手間と時間がかかるものなんですよ。
それを簡単に手に入れたいというのが、恋愛テンプレ脳なわけです。
じっくりこつこつ時間と対戦を重ねて攻略していかないといけないゲームで、
お互いのカードが同じ番号か推測し合うだけの脳死ゲームをしているだけなんですよね。
そのための確度をあげるためにファッションや化粧に精を出すわけです。
そもそも好きであることにどれだけの意味があるのでしょうか?
期待に対するドキドキ感と、独占できたという達成感を除いたときの好きであるという感情に目を向けてください。
わかりやすい例で言うと、あなたがものすごい魅力的な人で相手は必ずあなたのことを好きになる条件で
しかも、あなたがセックスも含めて絶対に独占できるとします。どんな美人もイケメンも選び放題とします。
そこにある好きという感情は何であるか、よく見つめてください。
実は何もないんですよ。
あるとしたら、それは二人の関係性のはずです。
二人でいて、話していて、楽しかったという関係性だけのはずです。
それこそが手に入れるべきものであり、それが手に入ることが実は本当の意味での独占なんですよ。
二人だけの関係性の独占です。
そして、それには付き合う必要はないんですよね。実は。