このことを分かっていると精神的な疲労はかなり回避できます。
そもそも好きという恋愛感情は、相手のことが分かっていないから、相手が私のことを好きなんじゃないかという期待と不安がセットになって、期待を膨らませるような相手の言動がそれをポンプアップさせているわけです。
さらにそれに所有欲が乗っかるのが恋愛感情でした。
実はですね。このとき期待している相手の像というのがあると思うのですが、そんな人はこの世に存在していないんですよ。
これはれんモスS同士が早々に別れるのと同じ理由です。
時間を重ねるごとに少しずつ相手のことを理解しているつもりでも、大元の張りぼてが全く異なる相手像にテクスチャーを貼っている作業をしているようなものなのです。
当然、いろんな局面で相手が動けば、それらはマッチしていないのでぼろぼろとはがれていき、何がおかしいのか自分自身も分からなくて、挙げ句の果てにあなたのことが分からないだの、裏切られただの言いがかりのような理由で別れることになります。
これがいわゆる下山のステップの必要性なんですよね。
つまり、その相手は別に特別な相手でも何でもなくて、他のれんモスと同じくらいのところに位置しているだけだということです。
逆に言うと、全然外見に魅力を感じていない相手も実は同じスタート地点に立っています。
相手が既婚者だろうが、恋人がいようが、スタート地点は同じなんですよね。
そういう離れたところから落ち着いた心境に至るにはどうしたらいいかというと、結局、恋愛モンスターンのレベルを上げることが一番効果があります。