恋愛工学の男性とか、恋愛テンプレ脳の女性もそうですが、性感染症、つまり、セックスでうつる病気の危険性についてあまりにも無頓着なんですよね。
男性だと症状がほぼでない不顕性感染のクラミジアに女性が感染すると炎症で卵管が閉塞して子供が出来にくくなるのがあるし、他にも、HIV, HCV, HBVと時間をかけて死に至る病気もあります。
自然に治ることもありますが、尖圭コンジロームは治療にかなりの痛みを伴うこともあるし、梅毒も進行するとかなりつらいです。
その中で、子宮頸がんという病気があります。
性病の中で、国が力を入れて防ごうとしているのが、唯一この病気なんですよね。それは若い女の子が死ぬ病気だからです。
大事なところを引用しておきます。
近年、罹患率、死亡率ともに若年層で増加傾向にあります。
子宮がんの罹患数(りかんすう)は、全体として年間約25,200例で、このうち子宮頸がんが約10,900例、子宮体がんが約13,600例、どの部位か情報がない子宮がんが約700例となっています。
喫煙も、子宮頸がんの危険因子であることがわかっています。
子宮がんの死亡数は、全体として年間約6,400人で、このうち子宮頸がんが約2,900人、子宮体がんが約2,200人、どの部位か情報がない子宮がんが約1,300人となっています。
一方、交通事故死ですが、
近年の交通事故で死ぬ人は減ってきていますが、それでも、3500人くらいで、55%が65歳以上だそうです。
同じくらいの数ですが、高齢者が多いので、若い人にとっては同年代で交通事故で死んでいる人よりもはるかに多い人が亡くなっているということです。
で、一般的に女性が結婚するまでに付き合う男性の数は4,5人程度。浮気とかワンナイトしない人くらいの数字で平均化していますが、実際は1,2人の人と、二桁三桁の人たちが相殺し合っています。単純に確率としてセックスした人数 ÷ 4くらいの倍率で普通の人よりも子宮頸がんに罹患しやすいということです。
さらに人数が増えるほど、遊び人が含まれる確率が上がるので、その倍率は上乗せされていきます。
男を覚えることで、たばこを覚える女性も多いので、それでさらに罹患率は上昇します。
風俗嬢と接触があると、感染するリスクも高まっていますが、 男性は風俗に行ったことを女性にはいわないので、100%童貞以外はリスクは推し量れないということです。
また、子宮頸がんで死ぬ確率がそれだけ増えるわけですが、罹患する確率はその4倍ですからね。
感染して前がん状態から、癌化までは結構時間がかかるので、最近はセックスしていないから大丈夫というより、むしろ、時間が経った方がわかりやすくなっているのでセックスした人数によって検査の頻度は上げた方がいいわけです。
誤解を恐れずに簡単にまとめると、セックスした人数割る4の倍率で交通事故死の確率より死ぬ確率が増える。8人なら交通事故の倍の確率で死ぬということ。
たばこを吸っていると、おそらくさらに1.2倍くらいに増える(副流煙で増える死亡率のリスクから低めに見積もり)。
さらに子宮頸がんになる確率はその4倍ほどあるので、検査しないと死ぬ確率は増える。ということです。
逆に言うと、セックスの人数が減れば減るほど、子宮頸がんに罹患する確率は落ちます。
尚、コンドームで防げるんじゃないのかと考えるかもしれませんが、わざわざワクチンを国が推奨しているのは、防げないからなんですよね。陰のうとかコンドームでカバーできないところからも感染するからです。
不特定多数の女性とセックスしないというのは、将来や現在の嫁の命を守るという意味もあるわけです。