昨日の続きです。
恋愛テンプレ脳は好きな人と結婚したいとか、相手が自分のことを好きかどうかに意識がいっていますが、好きというのは相手のことがわかっていないということですから、わかっていない状態で結婚すると、当然、結婚後に予想外、期待外のことが起こるわけです。
もっとわかりやすくいうと、こんなはずじゃなかったという事態です。
好きという恋愛感情は相手のことがわかっていないということであり、かつ、独占したいという気持ちなのですが、独占できることが幸せなのでしょうか?
よく考えてみましょう。ここは恋愛テンプレ脳の世界であっても自明のことですが、世の中の幸せそうなカップルや夫婦は独占できているから幸せそうなのでしょうか?
俺はこのきれいな女を独占できているぜという態度の金持ち夫婦が幸せそうでしょうか?楽しそうでしょうか?
独占できているから楽しそうなのではなく、お互いを受け入れて安心しきっているから楽しそうなんですよね?
つまり、恋愛感情というのは、その状態になるためには邪魔でしかないわけです。
恋愛感情は早くなくなってくれというマインドセットが大事で、同時にじゃあ、どうやってなくなるかというと、お互いを完全に理解して、わからないところがなくなるくらいになればいいわけです。
好きになってもらいたいと期待しているわけですが、立場を入れ替えて考えてみましょう。
今、好きと感じていない相手を好きと感じるようになるにはどうなったら、なりますか?
あなたのいう「どうでもよい人」をどうやったら、好きになると思いますか?
いま、まさにあなたはその「どうでもよい人」の立場にいるわけですよ。
自分が持っている恋愛感情の好きとか、独占したいという気持ちが相手の中にいきなり立ち上がることは全く想像できないと思います。
つまり、恋愛感情以外のところで勝負しないといけないわけですから、自分の恋愛感情も邪魔でしかないわけです。相手には絶対生まれないものを期待しても勝ち目はありません。
では、それが何かというと、相手のことをあきらめるというか、独占しなくてもいいと感じるくらい恋愛感情を消えたあとに出てくる感情や落ち着きです。
互いのことを理解して、どこにいてもつながっているくらいの気持ちになれて、この人が幸せになってくれさえすればいい、そう思えるようになったあとにようやく本当の意味での結婚への覚悟ができるわけです。
と同時に相手にも本当に心やすいと思える空気感を与えることができるわけです。
非モテコミットしないためにれんモスを増やそうというのは同じ効果を呼び込みますよね。
だから、彼のことが好きとか、好きになってもらいたいとか思っている間は全く話にならないわけです。