女性はよく共感の生き物だといいます。
苦労したり、理不尽な扱いを受けたり、嬉しいこと、楽しいこと、誇りに思いそうなことにたいして、うんうん、そうだよねぇ、信じらんなぁいという会話は日常的に聞く機会が多いですよね。
たまに一緒に泣き出したりする人もいます。
しかし、同時に考え方の違う女性に対しては、相手に合わせるのがきついという意見を聞くこともあります。
つまり、共感しているふりがきついということです。
女性がある程度群れをなしてグループ化するのもこの共感のような同感行動をしやすい相手で群れているからといえます。
実質、同感のふりをする、もしくは同感の結果、同じような感情の起伏に襲われるといった状態なのですが。
それもあって、私、男っぽいところがあるという女性は一匹狼で群れからはぐれていることもあります。
女性が主張する感情の変化は、たいていの場合、自分自身の欲望と経験と都合と能力と知識によってバイアスがかかり、そのスタンスは決定されています。
ほとんどの場合、認知にゆがみがあり、楽したい、安心したい気持ちに流されているわけです。
それらに対して、恋愛工学はイエスセットと言って、うんうん、そうだよねぇと互いに同調することを勧めます。目的がセックスすることなので、手っ取り早く信頼させてベットに持ち込みたいからです。(リンクは貼りませんが、「イエスセット 恋愛(工学)」とかで情報商材がいっぱい出てきます)
しかし、そこには、男が気持ちよくなりたいという欲があるだけで、女性が幸福になるわけではありません。もちろん、口では女性の性欲も満たしてあげることで幸せにするとすら言うこともあります。
しかし、恋愛モンスターで目指すのは予想できない楽しさであり、その楽しさを獲得するためにどうするかと考えることです。
ゆがんだ認知に対して同調するのでなく、視点を変えずにやるべき方向性を提示します。
もちろん、本人の能力や余裕度によってできるできないは出てきます。
しかし、やるべき方向性が変わるということはないので、あとはその人の能力に合わせてできる限りやる以外に答えはないわけです。
これ、実はイエスともいわないし、ノーとも言わないスタンスなんです。
その時そこにあるものを良いものとして見ようとはしないし、悪いものとしても見ようともしません。
それはそのまま受け入れて、こっちを向きましょうと視線をずらすだけです。
で、自分自身が定点であり続けることが結果的に信頼につながっていくわけです。