よく大道芸人がボールの上に乗ったり、円柱の上に板を載せてその上でバランスを取る芸をしていますが、バランスを取るということは重心を中心に戻す調節を全身の筋肉を上手に連動させてやらないと無理なわけです。
しかし、この制御が正確で早ければ早いほど、体勢をしっかり整えることができますよね。
安定感が出るといってもいいです。
これって、結局、ありとあらゆるスポーツで役に立つわけです。
というのは、スポーツというのは、どこかの局面で必ず全力で力を入れないといけない状況があります。
走る、打つ、漕ぐ、跳ぶ、跳ねる、投げる、投げられる、殴る、蹴るなどです。
その際、重心が安定していれば、力を十分に伝えることができるし、例えば、打った後もすぐに次の打撃のための準備に移れます。
重心が安定していれば、いつも同じフォームで打ちやすいので、安定度も上がるわけです。
打ち方を鍛えたり、打つ力をつけるために筋トレするよりもずっとプレイの安定度を高めてくれるというわけです。
ゴルフ、テニス、バドミントン、マラソン、子供なら50m走でもいいでしょう。
で、やり方ですが、ストレッチポールの上に乗って歩くです。
テレビを見ながらでもいいので、一日5分間程度やってみたらいいです。
劇的に打撃力、走るスピードが上がりますよ。
ちなみに背中を乗せる普通の使い方をすると、終わった後に床に体が沈み込む感じがして気持ち良いですよ。