ほとんどの人生は成功しません。
人は直感的にそのことを感じ取って、安定した職を求めようとします。
でも、安定した職っていうのは、代わり映えのしない退屈な仕事でもあるわけです。
最初の10年は成長の10年です。
次の10年は成熟の10年です。下の人を指導したりしながらになるでしょう。
その次の10年は管理職やトップとしての10年です。
最後の10年は惰性の10年です。
定年が見えてきて、さらなる発展を望めるわけでもなく、若手の勢いに気持ち的に押されてしまい、もう仕事をやめてゆっくり落ち着きたいと内心思っているのですが、実は辞めたあとは猛烈に社会からの疎外感と退屈な毎日しかないわけです。
かといって、その年齢で友達作りなどいまさらできるわけもなく、平凡な人生で良かったと考え、お金に余裕があれば旅行三昧。なければ、近くの公園を散歩といった毎日です。
いつもと違う光景をみたい、誰も体験したことのない体験をしたいという欲求と実践は若い頃からやり続けていないと、ほぼ無理なわけです。
10年後、20年後はまだイメージできても、30年後はできないですよね。でも、その30年後も今とつながっているわけです。
そして、人が体験していないことを体験しているほど、晩年は価値が出てきます。
つまり、同じ会社でずっと働くとかよりも、住む場所も仕事も新しい状態にしていくことが結果的により新しい、より楽しい体験を与えてくれます。
そのためにも、50代、60代でぶっ飛んだ生き方をしている人にどれだけ出会えるかです。ガールズバーなどの水商売で働くメリットの一つはそこにありますよね。