成功するというのは、得られるもののボリュームが増えることとも言い換えられます。
お金だったり、名誉だったり、権限だったりです。
物事に取り組むとそこには作戦成功と失敗がどうしても出てきます。
で、成功し続けるためには、事前の下調べとして、市場や相手の調査、過去の事例との比較、成功するかどうかの見積もり、準備のための時間やお金の投入、準備の継続性の確保、自分やチームのコンディションやコミットメントの調整といったものをしっかりすればするほど、その確率は上がっていきます。
しかし、失敗すると、もうそれ以上継続できないとか、諦めないといけないという状況は多々あります。
それを避けるためにしているのが、失敗のアウトソーシングです。
仲間を増やしたり、会社を作ることも結局、同じことだし、
失敗しても生活を支えてやるからという理由でチャレンジングなことをさせる会社が成功する会社なわけです。
積みあがった事務処理をこなすために人の数を増やしても、利益が倍増することはなく、人の数が増えてその人たちを賄うだけの収益がそのまま増えるだけなので、成功するには、失敗してもよいからということでチャレンジングなことに挑戦するセクターを作る必要があるわけです。
で、仲間の生活を支えるためにすでに成功している、もしくは、継続的に成功しているプロジェクトを同時に走らせるわけです。
このバランス感覚が優れている人が成功している人であり、今、自分がどこにチャレンジングなことを割いているのか、もしくは、割いていないなら割くべきなのか。どこの部分が防衛枠として機能しているのか、そこを最低限維持するためにはどの程度リソースを割かないといけないのかを意識しておくとよいわけです。