先日のクラブ記事の最後に書いたことですが、大事なことなので書き直しておきます。
大事にされたいとか、溺愛されたいとか、一途でありたいとか、一途であってほしいとか、他人から自分に対して、どうこうあって欲しいと願うのは良いですが、どうやったらそうなるのか、その際に何が必要なのか、本当にその状態がよい状態なのかといった検証がなされていないわけです。
恋愛テンプレ脳の想像上の利得にしかすぎません。
それは自分自身の独占欲や、マウンティングしたい欲を満たすと思われるものが取捨選択されているだけです。
先日、ゲームで知り合った彼氏と別れたという話を聞きました。
ゲームはいつも10時間くらい続けていて、それが終わった後も朝までラインでトークというのを2週間くらい繰り返していたわけです。
顔は高校生の時の初恋の相手に似ていて、声は声優志望なのでイケボです。
年収は少ないですが、ゲームは上手い。
向こうにとっても、こちらは好きなAV女優にそっくりでドンピシャ。処女性も高いので美人なのにめちゃくちゃ面白いで、付き合ってくれ付き合ってくれの末、付き合ってしまいました。
彼から結婚できるステータスでもないのに結婚したいと言われ、彼女も彼と結婚したいと言っていましたが、2か月ほどで別れることになりました。
その際、彼が言うわけです。
あなたのこういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところと、こういうところが受け付けられなかった。
あり得ないわと、ラインもブロックされました。
何十時間も話していたのに、付き合っているがゆえに、理想の幻想の相手でないと受け入れられないといわれたわけです。理想のルックスをしていたのに。
世の中のほとんどの女性が美人でありたいと思っているはずです。
そして、素敵な男性の心をゲットしたいと思っているはずです。
でも、それができても、この有様です。
お互いの理想と現実を詰めることなく、男の所有物という立場を選んでしまったからです。
男性の女性を求める気持ちはプレセックスピリオドに最大化します。
相手の女性が手に入りそうだったら、なんだってするんですよ。この段階の男は。
つまり、自分の現実を徹底的に刷り込めるのはこのときだけなんです。
かわい子ぶっている暇なんて、一瞬たりともないわけです。
家族の中で、ふろ上がりの素っ裸の自分を晒すくらいの気持ちで、高い作った声でなく、低いいつもの声で相手とぶつかっていかないといけないわけです。
面白さというのは、ネタで仕込むんじゃないんですよ。二人しか知りえない関係性で作っていくわけです。すると、最初の見た目とか、スペックとか、どうでもよい関係性の宝がどんどん積みあがっていきます。
それをチャラにするのが、付き合うとか、結婚するという状態です。
それはセックスの方が、刺激が強くなってしまうからです。
そして、結婚するというのは、いろんな嫌なことやめんどくさいことがどんどん増えていく中で二人ならやっていけるという関係性ができるかをちゃんと見極める必要があるわけです。それにセックスはノイズになってしまうわけです。
本当に大事なのは、セックスじゃなくて、お互いがリスペクト出来る在り様を共有することなんですよ。