自分の最初の師匠の言葉ですね。
すごく才能があって、顧客を信者のようにしてしまうマジックを持っている人でした。
知識には限界があるので、間違ったことをしてしまうこともありましたが、間違いに気づいたらすぐに修正して、常にみんなが考えていないようなアイデアを温めていましたね。
とても追いつけないと若い頃は感じていましたが、今やっていることのインパクトでは追い越せたんじゃないのかなという状況になって、恩返しはできそうというのが現状です。
さて、金で解決できることは金で解決しようというのは、当時は予算があるならそれを使って解決してしまおうという意味でした。
一見、いやらしいとか、努力をしないのかとか、ネガティブなイメージを持つような言葉ですが、時間を買うという意味でもあるわけです。
人の人生は有限です。どんな金持ちでも貧乏人でも、才能がある人でもない人でも同じ時間しかありません。
しかし、お金を払うことで、努力したり、我慢したりして手に入れるものがすぐに手に入ったりするわけです。そして、案外、面白くなかったということがほとんどなのですが、その評価に至る時間を短くすることでトータルでの人生の長さを長く出来るわけです。
FAST PASSを買う、ほしいと思ったものは買ってしまう、古くからの友人が来たら、支払いは全部払ってしまうとか、使い方はいろいろです。
よくお金を貯めるためには節約をすることだという人がいますが、使うことでより多く稼ごうとするという考え方もあります。ただどう使うかは厳選して使わないといけませんがね。
例えば、自分は車を持っていません。それは車がなくても困らないからと、自分の運転が下手だとわかっているからです。事故で自分や相手を怪我させたり、命を失ったりするリスクがあるなら、それをゼロにして交通費を払うということでお金を使っているわけです。
しかし、結果的には車を持つよりは金額が少ないので節約にもなっています。
要するにお金を使うポイントをしっかり見極めて、金を払うことでブレイクスルーできることがあるなら、お金で解決しようという意味です。と同時にケチの精神で節約ではなくて、本当に買う価値があるのかを見極めようとする気持ちも大事です。そうすることで情報収集する癖がつくからです。