陰謀論に傾倒する人って何が原因でそうなるんでしょうか?飛躍した内容に対しネタ半分に個人の範囲で楽しむのは全然いいと思いますが、度を越すと占い中毒やスピリチュアル依存の女子と大差ないように見えてしまいます。また、様々な情報が飛び交う昨今、何をどう取捨選択するのがより自由に生きるための助けになると考えますか?フラットに物事を見て判断し、行動する力を養いたいです。
一言でいうと、今の自分を受け入れたくない人ですよね。
それは占い中毒の人も、スピリチュアル依存の人も同じです。
しかし、同時に自分自身への自信も少しある人です。つまり、自分にはまだチャンスがあると思っているわけです。
自分自身に絶望している人は、占いとかにははまらないわけです。チャンスがないと感じているからです。
で、最初の人たちは、今までの自分の人生の選択が間違っていたと思っているわけです。
だから、次は失敗したくないという思いから、占いやスピリチュアルにはまるわけです。
陰謀論の場合は、その間違いは自分の世の中の見方が間違っていたからだと思っているわけです。だから、見方を変えれば、自分はちゃんとした選択ができるはずだと思いたいわけです。
で、正しい選択と選びたい選択があるわけです。その元となるのが、まさに質問のようにどの情報を元に判断するのか、また、そういった情報を元に自分自身の嗜好性をどう醸成していくのかというのが効いてくるわけです。
さて、ここでは陰謀論について少し考えてみます。
陰謀論は政府や企業が何らかのたくらみをもって、施策しているという仮説です。
陰謀論者が考えるべきは、逆の立場ならどうかです。
つまり、自分が陰謀する側だったら、どうするかを考えればいいです。そして、それが本当に上手くいくかです。もっというと、本当にそんな陰謀にメリットを感じるのかです。
たとえば、ワクチンで人類を破滅に追いやろうとしているという陰謀はなぜあるのか、本当に必要なのか、そう考える人の立場や考えとは?を考えれば、それこそ誤った思い込みや、自分が神であるかのような勘違いであることは想像できます。
組織は人の集まりでできていますから、それを実行するときに周りの人間も同調しないといけないわけですが、人類を破滅に追いやろうという考えに同調する人がどれだけいますかね?
悲しいくらい人はテンプレに乗った行動しかしてくれないんですよ。ほとんどの陰謀論はたとえあったとしても途中で頓挫してしまうわけです。
コロナで言えば、過剰な自粛により、廃業に追いやられたり、借金を背負った人が数年後に日本だけで何十万人と自殺していくわけですが、これは陰謀ですかね?いや、これこそ陰謀っぽい施策ですよね。でも、実際は、世の中の雰囲気というか、テンプレ的な行動の結果に過ぎないわけです。
良案はどんなに正しくても、効率が良くても通らないわけです。なぜなら、今までしてきたことと違うからです。
正しい選択というのは、一般的にはテンプレ的な選択です。でないと、どこかでテンプレ圧力が加わって邪魔が入るからです。
しかし、自由に生きるというのは、ほとんどの場合、テンプレとは違う選択をするということです。束縛されるのがテンプレ的な人生であり、束縛されないのが自由な生き方だからです。上で書いた正しい選択でなく、選びたい選択ともいえます。
すると、陰謀論や占い中毒の人もテンプレと違う選びたい選択をしている自由を持っているようにも見えます。しかし、ここでいう自由とはそういう陰謀論や運命や精神生命体みたいな概念からも自由な状態のことを指しているわけです。というのは、陰謀論にしろ、占いにしろ、結局、人の言うことをある程度鵜呑みにしているからです。
全てにおいて、それもそうかもねぇ、違うかもねぇと柳に風のようにふらふらと掴みどころがない状態、つかめない状態こそが自由です。
そういった自由の中で密度の濃い生き方をするにはどうしたらいいか、それについてクラブで書いてみます。
あっ、最初の質問の最後の答ですが、それは生きる場所を変えることです。それが一番効きます。何の情報を得るかではなく、情報を得る場所を変えることです。それが世の中のフレームがぜんぜん異なることを体と深層心理で理解できる一番の方法であり、この続きにも関係する話です。
続きはクラブで