夢は叶わないし、人生は失敗するわけです。
それはなぜかというと、人生は他人との関わりで形成されており、それが自分の思いどおりにはいかないからです。
そのため、人は情勢をできるだけ把握しようとして、人の反応を予測し、期待の反応を得られるように努力し、準備するわけです。
そういう経験の積み重ねから、少しずつ精度が上がる場合もあります。
たとえば、広告費の費用対効果はあとから計算できるので、どこにどうお金をかけるのか、どのような言葉を投げかけるのか、どのような付加価値サービス、先行サービスを入れるのか。わかりやすいのは値引きとか、無料配布です。損が出るやり過ぎとの境目の見極めも大事になってきます。
昨日、KANA-BOONのライブでボーカルの谷口鮪が、もっと人との関わりがほしいと言っていました。彼は少し前にうつ病で休んでいたのですが、あれだけ有名になっても、人との関わりが充足することはないわけです。コロナになって、有名人の自殺が増えているのも、同じような理由になります。実際、アフターコロナの死亡者数は増えてきており、これからもっともっと増えていきます。
1~3月に国内の死亡数が急増したことが厚生労働省の人口動態調査(速報値)で分かった。前年同期に比べ3万8630人(10.1%)多い、42万2037人に上った。同期間に新型コロナウイルス感染者の死亡は9704人で、増加分を大きく下回る。コロナ以外の要因があるとみられるが詳しい原因は不明だ。行動制限などの影響がないか検証が急務だ。
つまり、人との関わりを増やしていくというスキームは絶対に必要だということです。
話戻って、あんなことをしたい、こんなことを成し遂げたいと思いつつも、実際は、経済的な理由や、自分のランキングが低いと認識して諦めるということも多いわけです。それで頑張って、20%でも、30%でも夢を実現したとしても、実は自分が当初考えていたほどの満足感は得られません。それが100%であってもです。
それは見積もりが甘くて、人生失敗するのと同様に、成功したときに得られることの見積もりも甘いからです。
つまり、ゴールの果実が美味しいわけではないわけです。
過程の果実が美味しいスキームにするべきだということです。
成功するか、発展するかどうかわからないけど、今やっているこれが楽しいからとりあえずやってるということに取り組むべきだという話をしています。
最後に成功とは、他人が体験してないことをどれだけ体験できるかです。
誰でもできる、誰かができる雇われ仕事、参入人数が多い趣味というのをただやっているだけではダメなわけです。
先行者が誰もいない仕事だったり、こんなやり方、こだわりで楽しんでいる人は他にはいないという方法論を強く意識して取り組むべきなんです。
そういうスキームに乗ったなら、それをやりきることも大事です。
やりきらないと結果はついてきません。
まとめると、
- 人がしていない取り組み方でやりきること。
- その過程自体を楽しむことであり、それ以上の果実はないと思って取り組むこと。
- 人との関わりが増えるような仕組みを合間合間に入れていくこと。
この3つの構造があるのかどうか、人生でやっていることがこの3つばっかりだと思えるような状況かどうかを考えてみましょう。