若いときはどうしても見た目で相手が恋愛対象かどうかといった目で見てしまいがちですが、れんモスレベルが上ってくると、どこで戦うのかのイメージができてきます。
そうすると、そもそも最初の掴みの見た目勝負は主戦場ではないので、どうでもいいというスタンスが取れるようになってきます。
尻上がりにイメージが上がっていく形、終盤で逆転満塁ホームランを打てる形に持っていければいいという余裕のある態度が取れるわけです。
もう少し具体的に説明します。
どんな状況であっても、最初に少しだけ話すチャンスがありますというか、そこがスタートになります。それはナンパであることもあるし、何らかの会でもあるし、仕事の打ち合わせや発表会みたいなこともあるでしょう。
それがその場限りでチャンスの時間が短いほど、目標が連絡先の交換になります。
そうすると、見た目で引き付けるのが、出会う前から準備もできるし、他でも応用できるしでコスパはいいわけです。
で、全体で見た場合、大きく引き付けるための山場とは、
その最初の見た目、
最初の会話、
そのあとにデートなりで時間をかけて話をする時間、
互いにある程度理解したあとの関係性
とかがあるわけです。
見た目で惹き付けすぎてしまうと、恋愛感情の期待が上がりすぎて、相手も乗っかろうと前のめりになってくるので、最初の会話は盛り上げやすいのですが、お互いいいカッコしいの状態になっており、その後が下り坂になりやすいわけです。だからこそ、むしろ、見た目で惹き付けた場合はそこを壊していく意外性勝負に持っていく方が、幻想通りではないですよと思わせ続けられるのでいいのですが、たいていは無難にまとめるため、うまくいかないことが多いです。
とはいえ、見た目で惹き付けてしまった場合は、最初の主戦場はそこでの相手の幻想崩しになります。そこで、勝っておかないと今度はどんどん相手の幻想の戰場ばかりになって、戦いづらくなるわけです。
次にその最初の会話です。見た目で惹き付けずに相手もこちらに何も期待していないくらいの状態です。ここも少し力がいるところで、処女性が高い人ほどここはクリアしやすいです。というのは、ここで必要なのは積み上げた経験だからです。それは相手によって話し方、話す内容を変えないといけないので、手札が多いほど、相手が興味を持つネタを投下できるからです。
しかし、実はそこでいくら引き付けても、その引力は徐々に弱くなっていきます。
継続性を確保できないわけです。
そう主戦場とは、それらの掴みや最初のバトルのあとのことになります。
そこを自分のフィールドにいかに持ち込めるかです。
あとは関係性を育てるだけの状態にどれだけ持ってこれるかです。
普段通りの自分で勝負できる状態にセットアップできるかです。
まとめると、見た目で勝負してしまうと、相手の陣地にいきなりワープしてしまったような状態なわけです。そのため、一度自陣方向に戻る手間がかかります。
さらに最初の手合わせは相手を自陣に引き寄せるだけの興味を引かせる必要があります。そのときに必要なのは手札の数です。どんな会話でもこなせますよという幅広い知識か、相手の話に興味持って掘り下げる力が必要になります。
仕上げが自陣で互いにいかに舞えるかです。そこまで持っていけば、互いにある程度理解したあとの関係性は勝手に育っていきます。