全体最適を勘違いしている人がいたので、説明しておきましょう。
全体最適はよくリーダーシップと絡めて説明されます。
リーダーシップとは何かというのは、別にリーダー的に振る舞うことじゃなくて、リーダーの立場になった時に必要だと感じることを指示されることなく、自律的に行うことです。
これはチーム全体の目標に対して強く貢献するというように見えるわけです。
しかし、これは超短期的な集合の場で発揮されることでチームの動きを早くするための動きにすぎません。それが何かの価値観に寄り添った上での行動かどうかは別になります。
例えば、ブログでたまに紹介する読者ではないテンプレの処女性の高い人たちは所属しているチームで高い地位にいるわけではありません。
その代わり比較的自由度のかなり高いポジションで、裁量権を持って働いていることが多いです。
裁量権があるところを嗜好して、そこに落ち着けたらそこからは動こうとはしないことが多いです。
しかし、それでも不満や批判なく働けるのは、生産性が高いからです。
他の人にはできない働きっぷりを示すからです。
自分の生産性を最大限高められるポジションにいるから、出世もしたくないわけです。
彼らはチーム全体の目的、つまり、新しい発見だったり、売り上げだったり、ビジネスや組織の新しい形に貢献はしていますが、それに貢献しようとか、みんなを貢献させようと頑張っているわけではありません。
リーダーシップが方法なら、全体最適は目的のようなものとも言えます。
次はその辺を説明していきます。