20代の頃は、結婚する一人だけの人と付き合いたくて、そのためには恋愛しないといけないと思いこんでいて、辛かったという人がいました。
だから、恋愛感情が持てない相手にコミットされれば、シャットダウン。
で、いよいよ好みのタイプだと思えた相手にぐいぐいアプローチして、2年付き合ったあとに結婚。
モラハラも、DVも、浮気もなく、家事ができる人だったので、家事もかなり手伝ってもらっていましたが、子供のことはあんまり考えていないといった価値観の相違をきっかけにガラガラと幻想の彼が消えていって、もう無理と離婚したそうです。もちろん、相手からしたらイミフなので、当初はかなり揉めたみたいです。
結婚は恋愛の先にあるわけでもないし、恋愛感情があるから結婚するわけでもないわけです。
2年間も時間があったのに、その間、私の希望を何でも聞いてくれる理想の相手だと思いこんでいたそうです。
同じように、互いの希望や幻想と違うということで、けんかを繰り返して別れるカップルもたくさんいます。
自然消滅していくカップルはもっと多いかもしれません。
この解決法の一つは、「付き合ってください」と言わないことであり、物理的接触をしないことです。
どちらもものすごい後悔につながるからです。
好きだから結婚するわけでなく、変化していく自分らしさの中で、当然、あまり受け入れたくない方向性もあります。でも、その芯となる部分を理解できていて、それを尊敬し、信頼できるという状態になったとき、自然と結婚できるわけです。