ライブレポは基本書かないのですが、フェスのメインコンテンツじゃない方がことのほか良かったので記録しておきます。
NEX Festでもそれなりに発生したYOASOBIでのモッシュですが、それを遥かに上回るダイバー、モッシュ、ハーコー、肩組みヘドバンと大盛り上がりでした。
そして、その90分後にあのちゃん登場です。
前の方に陣取っていて、周囲に未就学児もいましたが、始まってからの後ろからの圧が凄い。全く身動き取れないので後ろに行きました。
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— あの (@aNo2mass) 2024年6月30日
ほとんどの人があのちゃんの曲を知らずにあのちゃんだから乗っている感じ。
【Live Movie】
— あの STAFF (@ano_staff) 2024年6月30日
2024.06.30
at SiM presents『DEAD POP FESTiVAL 2024』
「猫吐極楽音頭」「ちゅ、多様性。」
- ano pic.twitter.com/FQT8fCjmkR
ちゅ、多様性。では多分、この日1番のダイバーが肩車で立ち並んでいました。さらに片足ずつ2~3人で支えて立ちリフトという人の上に立った状態でステージのあのちゃんと同じ目線で振り付け完コピする人も二人いて大盛り上がり。
MCは先日の粗品との話の伏線回収しながら、「気持ち悪くなるまで暴れてください」で締めるサドっ気ご褒美。
最後の二曲で、幾田りらが紹介されずに登場して、絶絶絶絶対聖域と青春謳歌を歌ってくれて、この日のピークを迎えました。絶絶絶絶対聖域だけ入りの練習か、始まる前に何度かクリック音源を流していたので、幾田りらが出ることは十分期待できていたのですが、何せ人が多くて見えなかったのと、紹介されないから、途中で気づいて歓喜。二人が揃うフェスはワンチャンCDJ くらいでもうないし、主題歌の映画も今年公開なので、来年からは共演する理由もない。仮に最後でなくても最後のチャンスを掴むということは人生の充実度を上げてくれます。
さて、本題です。
これが5年前のあのちゃんです。
知らない人で警戒しているのもあるでしょうが、これくらいモジモジしてあんまり喋らない子は普通の家庭で育った子なら沢山います。
それが色んな大人と話し、成長することで、その3年後のオールナイトニッポン試し出演がこれ。
例えば、似たような才能がある人だと田中れいながいます。
整形していなくて、可愛くて、ダンスが上手で、歌もうまい。でも田中れいなは天然にショーマンとしても才能を全部持っていて、それに全振りしての今があります。もういろいろ最初から絶対に追いつけない。
でも、あのちゃんは音楽の才能はあったけど、お兄ちゃんの方が才能があると思い込んでいたので、始めるのが少し遅れたわけです。家族の事情で自己評価下げてる子は一般にもかなりいますよね。
で、学校も行ってないし、資格も何もない。
田中れいなみたいなわかりやすい最初からある才能はないし、どちらかというと、変な子という色眼鏡で見られる。
アイドル活動も中途半端。それを抜け出して、マイナスからの出発。
でも、小山Pとか味方してくれる人が居て、自分らしさを出せるところに重心をおいて頑張るわけです。
人は必ずしも、いろんな才能や高い才能があるわけじゃない。
限られた普通よりちょっと良いくらいの才能があるだけのことがほとんどです。
社会に忖度せずに、自分らしさにフルビットするというのは、ロックであり、メタルの精神なんですよ。
生きるということが、どういうことか。
どう生きるのが、少ない材料の中で出来高が上がるのか、それを示してくれているから、応援しているわけです。