先日紹介した成婚宣材YouTubeですが、その恐ろしさを説明しておきます。
婚活会社は客寄せのため、焦っている客に入会させるため、3ヶ月で成婚とか、4ヶ月で成婚とか、ハイスペ同士結婚とか、逆に成婚できないやつはこんなやつと退会者をディスったりといった宣伝に入る衝動的欲求があります。
一番楽な顧客はハイスペフツメンだけど、奥手な男女になります。
3ヵ月で真剣交際他全切りとかいう意味不明のルールも短期で結婚させて、成婚料を稼ぎ、次の客にリソースを割きたいからですね。
動画では妻の元カレ情報をさらされて、実質吊し上げ状態なのですが、それでも、結婚できたから良かった的な扱いです。
さらにお互い第一印象のままで特に悪いところも感じなかったから決めたみたいな恐ろしいことを言っています。
モラハラじゃなかった、ギャンブル好きじゃなかった、浪費家じゃなかった、ヒステリーがひどくなさそうだった、そういう話です。
見た目で選ぶな、見た目にこだわるなはいろんな婚活会社がいうことなので、その問題をクリアした客同士が3ヶ月で成婚をうたっているわけです。
仮に恋愛感情があったら、3,4ヵ月はまだそれが引いていない状況です。幻想を抱いたままの状況であり、下山する前の状況です。
もちろん、実際は結婚したら、こんなもんかという感じで淡々と生活は進むし、問題が生じたら、けんかするなり、相談して、役割分担とかをしていくわけです。
浮気、失職、家出といった大きな問題が出てくるわけじゃなく、せいぜい転勤、子育て環境整備でどうするかといった問題が出てくる程度でしょう。
子作りのためのセックスはしているので、空気のように関係性が切れるわけでもありません。
でも、この人となら、どんな苦境も乗り越えられるという、結婚は必然の理由は何もないまま結婚していくわけです。
必要なのは恋愛感情でも、スペックでもなくて、嫌なところも何もかも受け入れて、これ以上受け入れてくれる相手は他にいないというくらいぐちゃぐちゃのどろどろになって、その歴史が担保になって、結婚が必然化するわけです。
結婚する相手だという予定調和でなく、結婚とかはないかもくらいのテンションから湧き上がってくる必然感が理想なわけです。
まぁ、この辺は婚活会社の制度上の問題であり、いつか解決したいとは考えています。