良くも悪くも、ネタは豊富に持っている必要があります。
普通の接客業ならいくらでも変な客はいるだろうし、夜の世界を知ってるなら、警察沙汰も含めてそれなりに事件性のある話も知っているはずです。
普通の会社に勤めている平凡なサラリーマンでも、スキルアップを突き詰めたワークショップに参加していれば、その道のプロ、しかも、至極のプロに会うことだってあるし、趣味も極めれば、その世界なら日本一、しかも、ジャンキーで普通じゃないハマり方をしている人にも出会えるだろうし、なんなら、自分自身がそうあってもおかしくありません。
それなりの経験やネタがあれば、ネタに対する嗅覚も上がっているので、場にいる人の中で掘り下げるべき人は見つけられるし、そこに強弱は生まれますから、上からでも下からでも斬ることはできるし、傷を埋めることも、笑いに持っていくこともできます。
でも、そうすると、どうしても、自分自身が言われたことじゃなくて、尋常じゃない取り組み方方をしているジャンルが必要になってきます。
でないと、そもそもできる人に興味を持って貰えないからです。
これをエロス権力で引っ張ってしまうと、穴としての価値しか見いだして貰えませんし、穴として都合良く振る舞うことしか求められません。
イチャイチャしているのもそういう意味ですからね。
一緒に歩いていて、いかにワクワクドキドキさせるかです。それは性交への期待じゃなくて、知らない世界で知らない体験ができるかもという期待です。
これは生きる姿勢の問題です。
誰かに何かをしてもらおうという姿勢では無理ですよという話です。