一昨日の具体例を挙げていきましょう。
例えば、見た目がかわいい雫ちゃんと知り合ったとします。
こちらはちょっと女慣れしていないフツメンの篤くんとします。
雫ちゃんにとっては、一度共通の知り合いを介して知り合ったので、比較的安全かなと思い、一度デートの誘いに乗ります。
1回目のデート
彼女の実像)新規のれんモスにもなるし、見た目も人当たりも普通かなということでとりあえず食事だけ付き合ってみるか。
結果)そこそこ盛り上がる。なしではない程度。
2回目のデート
彼女の実像)コミットしている男性に彼女ができてむしゃくしゃしている上に、会社で嫌なことがあったので、うさばらしに食事の後のカラオケに付き合う。
彼が受け取る虚像)2回目のデートも乗り切れたから、これはこのままもっと仲良くなれるかも。次のデートはカラオケの後にさらにネカフェでオールで話したり、テンプレならホテルもいけるかもとか、告白したらOKもらえるかもと妄想が膨らむわけです。
彼にとっての3回目の期待レンジは
1回目のデートみたいに食事のみでおわることから、告白したらOKが貰えるくらいなわけですが、どちらかというと、告白OKコース寄りになっています。
これが株価における予想EPSや予想売り上げみたいなものです。
ここで、次のデートの話で、彼女が次は早めに帰らないといけないというガイダンスを出していたら、この予想は少し下方向に修正されます。食事だけか、うまくいってカラオケを少しというように。
3回目のデート
彼女の実像)今日は早く帰ろう!
彼が受け取る虚像)雰囲気がよくなって、告白するチャンスが来るかも。いや、今日は告白するぞ!(付き合う関係になって、そのうち、セックスだ!が深層心理にある)
この結果がどうなるかはわかりますね。
さて、一昨日の記事で挙げた内容のポイントは、互いにレンジを越えていく結果を出せる関係になるべきだという話です。
彼女側のレンジは、たまに食事に行ったり、みんなで遊ぶくらいの関係でいいかなになっているわけです。これが、遊んでみたら、意外と楽しかった。想像以上に互いのテンションが上がっていく感じが他では体験できなかったという状態にしないといけないわけです。
それには、俺はお前が好きだーーといった情熱ではないわけです。
心の声を殺すと表現したのは、そういう自分勝手な恋愛感情を殺すという意味です。
それは邪魔なんですよ。非モテコミットの態度なんかは彼女はもうおなか一杯なんです。不要なんですよ。
そうじゃない体験を与えないといけないわけです。
恋愛工学やおねすてがやっているディスりはそういう効果を期待しているわけですが、恋愛モンスターはディスりやイきりは基本的に使いません。ディスりを使う時は常に愛情とセットで使います。そういうディスりすらもコモディティーとして利用する必要はないんですよ。
結局、ディスりは相手の不安をあおって、恋愛感情を引き出そうとするやり方なわけです。恋愛感情が引き出されるということは、互いが理解しあうことから遠ざかる方向性なわけであり、信頼関係からの本当の安心感からは距離は遠くなるわけです。
最終的に持ち込む関係性は、告白もコミットも絶対しないという力学を働かせながら、ひたすらお互いに近づこうという力が働いている状態に持ち込むことなのですが、れんモスのレベルが低いうちはこれはまだできないのでやろうとする必要はありません。100%不可能です。そのためにはそれだけの信用力と覚悟が必要だからです。
ただ考えておくべきことは、自分の予想レンジが上回ることに対する期待ではなく、相手の予想レンジを上回るにはどうしたらよいかということです。非モテコミット男も、ヤリチンもやらないスタンスはどんなものかということです。数は少ないですが、テンプレであっても、本当にモテる男はそれができているんですよ。
なので、非モテ男子の最初のミッションはそういうモテる男に付き合う価値がある男と認めてもらえることです。そういう男性がいったいどのような態度を取っているのか学ぶことです。