
2日続けてPerfumeの10回目のツアーを見てきました。
調べてみたらPerfumeはFCに入って、15年くらいでした。
今回、先行チケットを買えて、さらにグッズ付きの席が良くなるアップグレードチケットもあったのですが、そっちは申し込まず。
1日にして、アップグレードすれば良かったかなと悩んでいましたが、両日とも良く見えて、アップグレード席にギリギリ近い席だったので杞憂に終わりました。
PerfumeはNewYorkのマジソンスクエアガーデンで2DAYS公演をして引退、35歳で出産が30代過ぎてからの最初のグランドデザインでした。
で、いよいよ海外公演を増やして、それに向かっている時にコロナが発生。
コロナ期間中に結婚して、子供を産むという選択がベストだったかもしれませんが、3人が3人、そう都合よく相手がいるわけでもなく、結局、何となくコロナ期間をやり過ごします。
コロナが終わって、活動再開しますが、昨今の踊って歌える韓流系アイドル全盛の影響もあってか、たまに客が入らない公演も出てきます。
そろそろ潮時かなという雰囲気の中、2022年のツアーで、全国ツアーにも関わらず、九州公演がなく、最終が広島の中規模のホール3DAYSでした。3日間すれば、地元のお世話になった人たち全員に公演を見てもらえる。そんな意味かなと感じながら、3日目の公演を見に行きました。
そこで最後に20分間のMCがありました。
勝手な推測ですが、そこで彼女たちに今後どうするか、決めて良いよという枠であった印象でした。おそらく最後の決断は他のスタッフも知らなかったと思います。
そこであ〜ちゃんたちが出した答えは、応援する人がいる限り、続けますというものでした。
25年間一緒にやってきたこの3人の関係性を崩したくはない。できうる限り、この3人で頑張りますというものでした。仮に夫が出来ても、これ以上の関係性は築けないのはおのずと辿り着く結論だったからです。
その決断の意味や経緯は一切説明しませんでしたが、そういうことなんだなとスタッフも覚悟した瞬間だったはずです。
その次のツアーでは、マリンメッセの最上段が全く埋まらない客の入り。去年はとうとう紅白も落選します。
もう一回挑戦し続ける。
知名度はあるけれど、若い子に絶大な人気はなく、どちらかというと、一緒に駆け抜けたおじさんおばさんになった人たちがメインのファン層です。減ることはあっても、増えることはなさそう。
それでも、デビューしたてのアーティストよりは計算できる。
アミューズもちゃんと立て直す覚悟を決めて、チームPerfumeで再度挑戦する覚悟と決意を固めます。
もう昔みたいに3時間公演とか無理だし、踊れば息があがる年齢です。
だからこそ、早い動きのダンスより優雅さとか、波のある動きのシンクロにダンスを調整して、2時間踊り切れるようにMIKIKO先生がダンスを改良しました。
曲を作っている中田ヤスタカは最近はほとんどDJしませんが、渋谷のクラブで軽く出ていた頃は、最新のEDMを流すかと思いきや、カプセルとかPerfumeの曲で本人大盛り上がりでした。どんだけ自分の曲好きなんだよというくらいに。
Perfumeが口で少し説明したとはいえ、聞いていた普通のファンはあまりわかっていないようでしたが、曲のアレンジが旧作は全部変わっていました。
108パターン用意していると言っていましたが、公演数はそんなにない。とはいえ、108パターンを作るなら、曲数から10数曲あれば作れます。元々の曲数が114曲みたいなので、108曲ではなさそうですが、ライブで使いそうな曲は恐らく全部リミックスし直している可能性が高いです。
これからどんどん不利になっていく状況の中で、私たちに新しい武器をください。もしくは、君たちに新しい武器をあげようということでそれらの曲が準備されました。
象徴的だったのが、旧作パートの一曲目として固定されているCling Clingです。元は中華風の曲でしたが、忌まわしきコロナ発祥の国ということで、中華色を一切消してベース系の楽曲に作り替えて、ダンスの中華度も下げて披露されていました。
2日目はそんなチームの気持ちに涙しながら見ていました。というのも、そのチームにはお客さんも含まれているからです。Perfumeと最近の女性ダンスグループの違いは何かというと、歴史であり、その歴史をつくり見てきたのがファンだからです。経験してこないと感じ取れない思いや覚悟がそこに詰まっているわけです。
逆境の中、どこに道があるのか、ないのか。
もしくは、どこに道を作っていかないといけないのか。
行動し、行動し続ける。どんな不利な状況でも決して諦めない。くじけない。
Perfumeはそんな思いを感じ取りながら見ることでずっともっと楽しめます。