深展は造語ですが、好きで好きでたまらない、一緒になりたい、結婚したい、付き合いたいという気持ちで自分が苦しくなるようなあの感じです。
それは恋愛感情を底支えしている所有欲が満たされないと心を占有し続けるからとも言えます。
欲しくて欲しくてたまらない報酬依存性みたいなものですね。
特にコミットする相手が少ない場合、その度合いはより強くなるでしょう。
この恋が成就しないなら、私の人生終わったくらいの強い思いになるからです。1年後にはすっからかんに忘れるくせにね。
この熱量でコミットされても、いつまで続くのかも分からないし、同じ熱量をもてるわけでもないので相手は戸惑う事がほとんどでしょう。
よしんば、等量の熱量であったとしても、幻想から先に覚めた方がドン引きするのが、れんモスS同士の案件です。
レベルが上がってくると、色んな角度と確度で楽しめる局面を何度も体験するため、コミットしている相手との体験が特別なものではないということが自覚できます。
見かけ上の楽しい体験を積み重ねたとしても、そこで信じられるのが相手との関係性における信頼度だけであることも自覚できるようになり、その意味でその関係がダントツのトップというわけでもなく、成長段階の株の一つでしかないことも自覚できるわけです。
欲しい欲しいと思いつつも、本当にこれが最高なのかと自問しつつも、成長する関係性も自覚でき、その合間を揺らぐ感覚になるわけです。
それを体験してくると今度は、見た目で人を好きになれていた頃が懐かしいというか、よくそんなことで好きになれたりするよなと感じるようになります。
