愛していると、抱きしめたくなります。
愛しているという気持ちを伝えるにはどうしたらいいですか?
手つなぎやハグといったスキンシップしか思いつきません。
れんモスベイビーが育てば、自然と伝わるものなのでしょうか?
どこからでもいけますが、たとえば、キモオタがアイドルに対して上記のような発言をしていたらどう感じるでしょうか?
同じようなことを自分が気に入ってない異性から言われたらどう思うでしょうか?
キモくて、背筋がゾクゾクしますよね。
ということは、愛していると伝えたいのではなくて、愛していると言われたいわけです。
それを自分が期待しているけれど、愛されている実感が湧かないから、こちらからアクションを起こしたいと言っているわけです。
さらに言うと、愛しているわけじゃなくて、独占したいわけです。
だから、抱きしめるとか、手をつなぐとか捕まえておく行動を取りたがるわけです。
では、なんで独占したいのかというと、自分が満たされていないからです。
病的な家庭環境の悪影響が強い場合もありますが、普通の家庭で育っていても、恋愛モンスター的なレベルが低いとやはり同じ状態になります。
その根源は種としての本能で、子孫を残したいという衝動が潜在意識にあるからです。
ところで、この独占したいという気持ちは結婚すると、ほぼなくなります。
それは婚姻届で法律的に独占が保証されるからです。
無関心夫婦、セックスレス夫婦の温床になるということもありますが、そもそも独占したいだけの思いだけで結婚には至りませんし、仮に結婚しても離婚する確率はかなり高くなります。
さて、最初に戻りますが、愛しているというのは、死ぬ間際に感謝するという意味ですから、死ぬ間際まで二人の関係性は続いていないといけないわけです。
もちろん、好き好き言うてるときは、一生その気持ちは続くんだぁぁぁぁぁ、この想いは今までのどの恋愛感情よりも強いんだぁぁぁぁーと思っているわけですが、現実には過去の想いはどうでしたかということです。
今までの恋愛感情も今の恋愛感情も「愛している」状態になってないからこそ
「れんモスベイビーが育てば、自然と伝わるものなのでしょうか?」という質問になっているわけです。
スキンシップしたいという欲求があるのは自然です。しかし、同時にそれをすることで一生笑い合える関係でいられなくなるという理性的な判断も同じくらい持っておく必要があるということです。
さらにいったいどの状態がピークなのかとイメージをしっかり持っておくことです。体験していなくてわからないのなら知識として持っておけば良いです。
まず、「愛している」状態というのは、れんモスベイビーが育った状態ですが、それには2,3年はかかります。お互いの思考を予測できるほどの関係ですから、コミュニケーションの時間だけでなく、長い間での変化も理解しておく必要があるからです。
そして、長く続く関係もあれば、そうでないものもあります。
ということは、必要なのは「数」なんですよ。
一人にコミットして、その人しかいないと若い頃は思いがちです。
でも、数を体験していれば、そのコミットした人との楽しさを凌駕する楽しさは他の人でもちょいちょい体験するわけです。
結婚はその中で一番力の強いものに勝手に決まっていくので、大事なのは二人の関係性はこうであるとか、この二人の関係性が一番であるとか決めつけずに、フラットに全ての関係性を育てていけば良いだけです。
そうすれば、自然と生き残る関係は生き残るし、そうでないものは消えていきます。
大事なのは、コミットの度合いではなくて、生き残る関係性であるという事実の方です。
なぜなら、それこそが求めていた愛されて、愛している状態だからです。
そうならなかった関係には価値がないんですよ。キモオタがアイドル大好き、げへへへと言っているのと同じなんですよ。