さて、もやもやというのは、子供もできて、男性と恋愛的に仲良くなりたいわけじゃなく、むしろ、エロい目線がキモくて嫌だと。
さらには、子育てが終わってから、勉強しなおして、小さい店を開いたり、新宿で個展を開いたりしているおばさんが身近にいるし、そんな風にテンプレでも人生を楽しめているように見えるし、自分も子育て後にやりたいことがあるから、それが楽しみなんだというわけです。ちなみにこの人は結婚して会社を辞めた後でも、その会社から仕事が来るような人です。
40代ですごく楽しそうにしている人や、すごく楽しい体験というのは作ってあげたりしているのですが、その上になると、仕事している人では、どんどん出世して、最前線で戦っているタイプの女性か、地位は高くないけど、実務の中心になって仕切っているタイプとなります。
それ以外だと、浅草に女性同士で参っているような旅行好きのおばさん集団とかでしょうか。
キャリアを積み上げて、男性との競争にも打ち勝って、出世したタイプの女性は孤独なんですよね。というのは、自分と同じくらい成功している女性がまわりにほとんどいないからです。結果、さらに仕事にまい進するしかなくなるわけですが、経営者くらいにならないとその先はないわけですから、そのうち、独立を考えた方がよいでしょう。
一方、地位は高くないけど、実務の中心になって仕切っているタイプはそもそも場をつかむ能力、人を動かす能力が高い人で、職場でそれなりに引き上げてもらっているタイプなんですよね。よく見かけるのは、銀行の支店です。地位や給与が高い総合職の銀行員は2,3年で異動になるので、その支店にい続けている一般職のおばちゃんの方が実務は詳しいわけです。銀行員の動きを見ていると、若い男性が頻繁にそのおばちゃんにお伺いを立てているのがわかると思います。
さて、最初の話に戻りますが、男性でも女性でも50代、60代に目指すべきものはキャリアではないわけです。キャリアというのは、会社に入って、被雇用者としてその中で出世していくというコースです。その道で成功できる人は数%しかいないし、そうなれても、孤独化が進むだけだからです。
必要なのは自分の力だけでマネージメントする軸を作るということです。
一度きりの人生なわけです。そして、60代といえば、もう最後のひと絞りです。
70代だと病気になる人がいるので、人生最後の挑戦といってもいいわけです。
右肩上がり、満足できる人生をやり遂げたいなら、自分の思い通りにしたいですよね?
それは趣味でも、仕事でも、事業でも何でもよいわけです。大事なのは自分がマネージメントをしているという状況です。
そのためには、そうするための情報収集を若いころからずっとしておかないといけないし、ものによっては人材確保や、人とのコネクションを育てておく必要があります。
で、最初の例に戻ります。
自分の小さな店を持つ、趣味の個展を開くというのは、まさにそれですよね。
でも、これらは子育てが終わってから、さぁ、なにやろうかなぁで始めたわけではないわけです。その前から興味をもって情報収集をしていたからできているわけです。
ちなみに彼女が前の職場から、仕事を振ってもらえるのも、処女性が高くて、それだけ使える人材だったからです。数は少ないですが、自分もバイト先であいつさえいてくれたらなという人材はいます。それは処女性が高くて、全体最適が完璧にできるリーダーシップがあって、かつ、みんなから信頼されているような人です。そういう人はチャンスさえあれば、仕事の話が湧いてくるんですよ。でも、これは若いころの仕事に対する姿勢や結果のおかげなんですよね。そういった結果につながるものが20代から30代前半にありますよという話です。