恋愛モンスター

「恋愛 信頼」でGoogle検索1位(2020正月)の最高の幸福感を得られる方法

アーティストがいう「愛してるよ」は誰を愛しているのか?

サマソニでも何回か見かけたのですが、声援に対して、I LOVE YOU, TOO! と返すアーティストが結構いるわけです。

 

でも、言われた方としては、自分のこと何も知らないのに何を言っているのか、こいつはと感じるわけです。

 

これを相手側の立場で見てみると、

フェスにしろ、コンサートにしろ、自分や自分たちを見たくて、聞きたくて、この面前に広がる観衆がいるわけです。

 

それまで、売れなかった時代もたくさんあるだろうし、ソロコンサートではもっと小さい会場でしかできないわけで、それらに比べると、この数が凄い。

しかも、ピュアなファンだけじゃなくて、興味本位で集まってくれている人たちもいて、その人達がちゃんと足を止めてずっと観てくれている。

 

この状況が愛おしいというのが正確でしょう。

もっというと、こういう状況になっている自分が愛おしいというわけです。

 

あなたたちのおかげで、承認欲求が満たされまくっています。ありがとう。ということです。

 

じゃあ、我々はアーティストの承認欲求を満たすために集まっているのかというと、そうではありませんよね。

個々のアーティストのパフォーマンスというのは多かれ少なかれその個人のパーソナリティーを反映しています。一つ一つはその人にしか作れないステージなわけです。

 

その場を楽しむためにわざわざライブに行っているわけです。

音響的にベストであることもほぼないし、前や横の近くのお客さんが邪魔だったりもするわけです。それでも、その瞬間にしか作れない空気感だったり、乗りを肌で感じて楽しめることに対して、アーティストに対して、ありがとうを最後にいうわけです。その意味での拍手なわけです。

 

客もプレイヤーも含めて、その場でのパフォーマンスだったり、盛り上がりを作るという意味ではテニスでも、野球でも、サッカーでも同じでしょう。

 

「集まる」ことには、全体のエネルギーを上げて、パフォーマンスを上げる効果があるわけです。

これは職場でも家庭でも同じことです。

 

そう考えると、愛することは、死ぬときに感謝を持つことでしたから、最初に言ったアーティストのI LOVE YOU!は、死ぬときに感じる感謝の一つだと思えば、その意味が通じるわけです。