2023年7月13日から、強制性交罪と準強制性交罪が不同意性交罪に変わりました。
法的には、本人が同意していたかどうかが新しいポイントになるのですが、それ以外に8つの構成要件があり、これらが含まれる必要があります。
また、要件が揃うなら、性器同士の接触だけでなく、性玩具の使用も含まれるし、夫婦間でも成立します。
8つの要件とは
- 暴行・脅迫
- 心身の障害
- アルコール・薬物摂取
- 意識不明瞭
- 拒絶するいとまを与えない
- 恐怖・驚愕
- 虐待
- 経済的・社会的地位の利用
なので、まず、最初にこれらの8つの要件のうち、どれか当てはまるものがあるかどうかです。次に同意があったかどうか。
契約書があったかどうかを問うても、それはなかなか難しいので、ラインのやり取りや、録音の文字起こしなどが証拠として必要になってくるでしょう。
といっても、是非ともセックスしますといった証拠はまずないので、やるつもりはない、やりたくないといったものが証拠として挙がります。そういうやり取りが証拠としてあって、お酒を飲ませていたらアウトということです。
また、刑事事件が基本で、さらに民事訴訟も可能です。民事だけなら示談で揉み消せますが、刑事事件はそうもいきません。
有罪をくらうと、海外にも自由に行けないし、名前が出るので、会社での立場も悪くなり、最悪、クビになります。
お酒飲んで、ホテル行って、やった後に女の子が交番に行って、それこそ精液を渡して、拒否している音声データでもあれば、一発アウトです。
仮ににこやかにわかれたとしても、怖かったので、そういうフリをして、そのまま交番に向かったと言われたらどうしようもありません。
芸能界の枕営業も、訴えられたら、刑事罰を受けることになり、特に大物の裏方を訴えることができると、オーディションの透明化も進み、結果的に日本の演劇作品の質も上がってくるでしょう。
また、夫婦間でも成り立つため、モラハラやDVの末にレイプのようにセックスさせられている場合でも、家の中なので証拠は取りやすいでしょう。問題は、結果的に家の世帯収入が減る方向になるので、離婚覚悟で、離婚後の条件を良くするためにというのなら、効果的でしょう。
他にも、結婚する気がないのに付き合っていた場合、結婚する気がないことがばれる局面が出てきます。その時、いつものようにセックスしたところをやりたくないというやり取りがあって、そこを録音とか、保存されて、そのあと、やや強引にやられた証拠を残せば、一発アウトです。結婚できると思っていたら、そうではなかった恨みから、そういうことも起こりえます。わかりやすいのは、別の女に乗り換えようとしているのがばれた場合とかです。死なば諸共ということで、男の立場をおとしめて、ついでに新しい女の夢を砕ければそれが最高ということです。