米国株をやっていて、損は必ず出ます。
ほとんどの場合、勝ってはいけないステージで買って、その後、株価がダラ下がりとかです。
8%の損切りルールというのがあります。8%下がったら売るというものです。
下がっている株を持っておくより、その資金も含めて上がる株に集中という考え方ですが、その資金運用の中にもマイナスになるものは必ず含まれます。
去年は毎日取引の手数料で大損こいて、今年はだいぶマイルドに落ち着いていて、損切りに関しては良銘柄ならしないという方針です。
去年は損したものがあっても得したものが多ければそれでカバーできると考えていましたが、人間の認知の問題で、人は得した分はそのまま覚えるけれど、損得の残りの得に関しては正確に意識できないのです。
なので、その習性をそのまま使えるように、将来的に増えるならその時まで待つとしました。すると、マイナスが出ないので、基本プラスだけです。
それでも、もう数年上がりそうもないとなると厄介です。今日はそういう時にどう対処するかの話です。
一つは8%の損切りです。
もう一つはCFD取引です。
100万円の現物株が現在マイナス20%で、それがこの後、マイナス70%まで膨らむパターンでAIに説明させてみました。
現物株とCFDの組み合わせでの損失を計算してみましょう。
現物株の損失
現物株の初期投資額: 100万円
現物株の現在の価値: 100万円 × (1 - 0.20) = 80万円
現物株の最終価値: 100万円 × (1 - 0.70) = 30万円
現物株の損失: 100万円 - 30万円 = 70万円
CFDの損失CFDの初期証拠金: 20万円
CFDのポジションサイズ: 100万円分の売り
株価がさらに下がった場合のCFDの利益: 100万円 - 30万円 = 70万円
合計損失現物株のみの場合の損失: 70万円
CFDを利用した場合の損失: 70万円(現物株の損失) - 70万円(CFDの利益) = 0円
CFDを利用することで、現物株の損失を相殺することができ、最終的な損失は0円になります。ただし、CFD取引にはリスクが伴うため、慎重に行うことが重要です。
CFDはレバをかけて、株がなくても売り買いができる仕組みです。
レバをかけるので株価が逆に動けば大損します。
似たような方法でオプション取引があります。
プットオプションを使った場合の損益計算
プットオプションを使って損失をヘッジします。
プットオプションの購入費用(プレミアム): 例えば、20万円
プットオプションの行使価格: 80万円(現物株の現在の価値)
株価がさらに下がった場合のプットオプションの利益: 80万円 - 30万円 = 50万円
合計損失現物株のみの場合の損失: 70万円
プットオプションを利用した場合の損失: 70万円(現物株の損失) - 50万円(プットオプションの利益) + 20万円(プレミアム) = 40万円
プットオプションを利用することで、現物株の損失を一部相殺することができ、最終的な損失は40万円になります。オプション取引のバリエーション
オプション取引にはさまざまな戦略があります。以下はその一部です:
コールオプションの買い: 株価が上昇すると予想する場合に使用します。
プットオプションの買い: 株価が下落すると予想する場合に使用します。
カバード・コール: 現物株を保有しながら、コールオプションを売る戦略です。株価が大きく動かないと予想する場合に有効です。
プロテクティブ・プット: 現物株を保有しながら、プットオプションを買う戦略です。株価の下落リスクをヘッジするために使用します。
ストラドル: 同じ行使価格のコールオプションとプットオプションを同時に買う戦略です。株価が大きく動くと予想する場合に有効です12.
オプション取引はリスク管理の手段として非常に有効ですが、複雑な戦略も多いため、十分な理解と慎重な取引が求められます。
CFDで売りを仕掛ける場合、使えるのは9月の底に向かう動きの時、
暴落感があって3〜4日下落が続く時の前半くらいです。4日目は反転する可能性があるのでリスクがあります。
そこで損している株で少額でCFDの売りを入れて、数日で回収します。その際に現物を同時に売ることで損を減らしていくのが最初の使い方として適していそうです。
あとCFDは手数料無料なので、実はデイトレードに向いています。
確実に上がる、確実に下がるという時に使いこなせると、少ない資金でも大きく儲けることが可能なわけです。
サクソバンク証券では、CFDもオプションも取り扱っています。
NISA以上のお金を運用するならおすすめです。
ランクが上がると、さらに手数料が安くなります。