好きという言葉はそのものに不確定要素が含まれているんですよね。
好きというのは、相手が私のことを好きかも、違うかも、
告白したら好きになってくれるかも、違うかも
といった期待と不安がセットになったものから、
相手のことを独占したいという独占欲が混じった状態で、このベースになるのは、
自己顕示欲や自己肯定感を高めたいという欲と、実際はそうではないという不安がまたセットになっています。
相手にルックスを求めるのは、特にその影響で、とにかく他者から価値がある人間と認められたいという承認欲求を恋人や配偶者の美しさや格好良さでハク付けしたいわけです。
そういう相手を魅了するだけの魅力が自分にあるんだということで自分に生きている価値がある、他人から一目置かれたいという欲求に応えてくれるんですよね。
DQNがやたらいろんな女とセックスするのも結局、それと同じ事です。セックス自体は別に一人の女でもいいのに複数の女とやることで、オスとしての格上感を求めるとともに一般社会での低い市場価値(ルックス、年収、仕事の内容)を補おうとしているわけです。
ところが、恋愛モンスターのレベルが上がってくると、これらは解決しちゃうわけです。
複数の異性から認められている状態で、かつ恋愛テンプレ脳みたいに別れがないのでそれは基本的に減っていきません。
年取ってモテなくなって、ハント率が落ちる心配もいりません。
ただひたすら上がっていくだけですから。
で、元の話に戻りますが、好きというのは相手が自分に対して好意を持っていることがずっと続くかどうかよくわからないときに使うんですよ。
だから、たとえ付き合っていても、そこに確証が持てなかったから、好きという表現が出てきます。
つまり、「好き」というのは、「相手と信頼関係がちゃんとつくれていません」と同義なんですよ。