自分が10代のとき、まだまだ結婚なんて現実的に考えていなくて結婚イコール幸せと思っていました。
適齢期になり周りがだんだん結婚していくと、実際はほとんどのカップルが結婚を考えるようになった適齢期にたまたま付き合って結婚するだけで、1番好きだから結婚するわけでもないし、それが絶対に幸せというわけでもないんだなぁと感じます。女性の場合は、とりあえず結婚したことで未婚女性にマウントが取れるから、それはそれで満足することが多いのかもしれませんが。
1番好きだから結婚というのは、1番わかってない相手と結婚という意味でこれ以上にない絶望を感じることになる結婚ですよね。
結婚は生活なので、嫌なこともいっぱいいっぱい起こるわけです。
それらを全部飲み込んでいくのが結婚生活です。
人は家族を選べません。
基本的に生まれた家で過ごさないといけないし、家族がいなくなった人も、じゃあ、こっちの家族でとはいきません。
配偶者も同じです。太ったり、はげたり、交通事故で半身不随になったり、失職したり、うつ病になって働けなくなったりなどこちらが全く期待も予想もしていなかったダウンサウドの変化というのはいくらでもあるわけです。
ルックスや地位や年収はそのときに持っていた資産に過ぎず、実際は人が勝手に上振れを期待しているだけなわけです。
しかし、現実は下です。一緒に暮らして慣れてくるから新鮮さや知らないことによるドキドキ感もありません。
それをもって、なにもないことが幸せだという人もいます。悪いことが起こってないんだから幸せだろ?というわけです。
考えるべきは、悪いことが起こっても幸せな家族は何かということです。
そういうことを乗り越えていける粘り強いパートナーかどうかということが大事なわけです。
結婚が必然というのは、どんな悪いことに対しても協力して向かい合っていけるという確信が持てるから結婚するというわけです。
そして、その困難を乗り越えていった歴史が、「幸せ」なんですよ。
だって、幸せの定義は死ぬときに感謝をどれだけ言えるかでしたよね?
どんな困難が来ても、近くに居て、何も言わずに支えてくれた相手ですよ。
それ以上の感謝する相手はいないでしょう。
ということは、困難こそ幸せの源なんですよ。