男はセックスできそうな女を好きになるわけですが、セックスできそうという見積もりは客観的なものではなく、主観的なものに過ぎません。
ただし、セックスできそうなら誰でもかれでも好きになるわけでなく、一番セックスできそうと認知した相手となります。
そのため、場合によっては2次元キャラもあり得るし、一回だけ挨拶してくれたクラスのアイドルでもあり得るわけです。
あとセックスできそうといっても、今すぐできそうという意味ではなく、そういう段階にすすめるストーリーが思い浮かべるくらいの状態です。実際のそういう局面へのステップアップはかなり遠い道であり、それをショートカットするために、告白するわけです。
付き合う状態になれば、大きなステップアップになるからです。ただし、結婚とか、責任とか、自分が何を与えられるかとかの考えは全くありません。
恋愛感情は、期待と不安のセットに所有欲があとから付随するわけですが、男の場合、この所有欲の源泉が性欲であるという話です。
それは性欲がなくなったり、減った状況でわかるわけです。
または恋愛モンスターのレベルが上がってもわかってきます。
また、告白を断ると、セックスできる可能性が大幅に減るため、恋愛感情がなくなるわけです。じゃあ、セックスできる可能性を残しておけば良いのかというと、それはそれで合っていますが、性欲ベースの所有欲を残すだけでは本来求める恋愛“感情”は得られないわけです。
相手のことを大事に想う、いてくれないと困る、どんなに離れていても相手の存在が心の中にあるとはならないわけです。
話を元に戻します。
うつ状態になると、性欲は減退します。そうすると、所有欲もなくなるわけです。そのため、うつ状態の男性は積極的に結婚しようとか、セックスしようとはしません。女性側が結婚したいと迫れば、言われるがままに結婚に話が進みやすくなります。しかし、ハイスペうつ病男子と結婚できたことを喜んでいるうちに、うつ病が悪化して、そのうち、自殺という結果にもつながりかねません。正しい手順としては、うつ状態から解放させるサポートをすることで、この人は必要な人だとなって、結婚するべきなんですよね。
さて、本質的には、所有することの至高の状態が何であるかということです。
それはセックスすることでも、結婚することでもないわけです。
セックスして愛が手に入るなら、世の中愛情だらけです。でも、そうではないわけです。
また、セックスしていても、結婚していても、気持ちが入ってなければ、所有しているとは感じられないはずです。
所有する以上は、互いに従属感、補完感がないと、互いに所有している状態にはなりません。
それは何かというと、信頼感です。
つまり、本来必要なのは信頼感であり、信頼感が得られるなら、実はセックスも結婚もなくてもいいわけです。
逆にいうと、セックスしても結婚しても信頼感は生まれません。
若い男性は性欲が強いので、性欲ベースの所有欲から解放されるのは難しいのですが、本当の意味で、所有するとはどういう状態かということを理性的に意識しておけば、求める本来の所有している状態には到達できるわけで、現状分析はその信頼関係の強さに目を向ければいいわけです。
セックスできそうだから、好きだ、結婚したいというのでなく、どこにいても、相手をそばに感じられるような信頼感があるのか。それこそが本当の意味での所有状態であるということです。