アセクシャルの人は男に言われるままに行為をしたがしっくりこず自分がアセクだと気付く人もいるようです。
それでも婚前交渉はしないほうが良いですか？
結婚後に気付いたらどうしたら良いですか？
アセクシュアルとは、簡潔にいうと「他者に対して性的欲求・恋愛感情を抱かないセクシュアリティ」のことです。
厳密には「他者に対して性的魅力を感じない」がアセクシュアル、「他者に対して恋愛感情を抱かない」がアロマンティック、性的欲求・恋愛感情の両方を抱かない方は「アロマンティック・アセクシュアル」と言います。
しかし日本では「他者に恋愛感情を抱かない」という意味も込めてアセクシュアルと表すことがあり、「他人に恋愛感情を抱くものの性的魅力を感じない」人はノンセクシュアルと呼ぶことがあります。
人口に占めるアセクシュアルの割合は1％ほどとされています。
恋愛感情はある種の思い込みであり、そこにリアリティーはないわけです。そういう幻想を抱けるかどうかですが、生涯１対１のつがいを形成する動物もいることから、恋愛感情を抱けることが進化の賜物、最新進化形態というわけでもなさそうです。
女性の性欲はテストステロン濃度に依存するような面もありますが、実際のところ、ヤリマンでも性欲がない人もいるし、要因としては様々で、半分くらいの女性は性欲がないと言われているので、それ自体は別に特別なことでもありません。
身体的にセックスの快楽を感じていても、セックスが苦痛だという人もいます。なので、アセクシャルとかの括りに関係なく、人それぞれだというのが実情です。
そうすると、当然、結婚してからも女性の性欲は上がったり下がったりで色々と変化していきます。誰々がこうであると確定的に言えるものは何もないわけです。
とはいえ、男性の方が性欲が強く、女性の方が快楽は強いという構造があることで男女関係や繁殖は成り立っているわけです。
夫婦関係の本態というのは、相互理解、信頼関係、相互のサポートになります。
なので、どちらかの性欲が強いなら、本来、それをサポートしてあげるのがあるべき姿になります。
セックスが痛いというのであれば、それもまた相互のサポートで遠慮するべきことになりますが、そうでないなら、付き合うというのが夫婦であるでしょう。
また、逆に男性で性欲がないという場合、気をつけないといけないのはうつ状態でないかということです。うつ状態だと新奇性に対する興味が薄れ、性欲が減退するため、場合によっては自殺してしまうこともあります。そういう人と無理やりセックスをするのはうつ病を悪化させる恐れがあるので、やる必要はありません。
精神的なサポート、何なら、れんモスを作らせるくらいの方が良い場合もあります。
いずれにしろ、性欲がないから夫とセックスしないとか、恋愛感情がないからセックスをしないという問題ではないということです。
