最近の若者は傷つきやすいといいますが、人間の遺伝子ってそう変わらないと思います。環境が傷つきやすくしているのですか?
傷つきやすいというのは、かかるストレスの強さと受ける方の感受性のバランスによって決まってきます。
ストレスが強ければ、より傷つきやすいし、感受性が高くても傷つきやすいでしょう。
昭和の時代はパワハラ、アカハラ、セクハラは当たり前のようにあったし、その前の戦後の時代はもっと何でもありだったでしょう。
それらに比べると、現代は非条理な社会的ストレスはかなり減っています。
つまり、外部のストレスは下がっているわけですから、内部の感受性が上がっているような状態ということです。
強いストレスがないがゆえに小さいストレスを見分けるほどに感受性が上がっているとも言えるし、インターネットやSNSが発達して、情報過多になっていたり、見えない人の内面の言葉が裏垢とかで暴露されているような状態になり、返って心情的に警戒しておかないといけない世界が広がっているような状態だからともいえます。
しかし、同時に傷つきやすいくて傷ついている人は視野が狭くなっている面もあるわけです。
わかりやすい例だと、クラスでいじめられたから自殺とかです。
世界は広いわけです。
ああしたほうがいい、こうしたほうがいい、あの人達は私よりもずっと楽しそうだ、私よりもずっと成功している、私よりもずっと楽に評価も享楽を得られている。
ずるい。
傷つくと、こんな風に考えることもあるのでしょうが、大事なのは、ルールを破ることです。
ルールに縛られないことです。
自分が不利だと思う世界観は自分で自分をその世界観に縛っているから、そうなっているだけです。
自分が有利なルールの世界観に移動すればいいだけなんですよ。
そのために一番効果的なのは海外に行くことです。
当然のルールだと思っていたものがそうではないということをまざまざと見せつけられます。
ルールを探し、ルールを守ることがいかにばからしいかと自覚させられます。
本音と建前。
テンプレとマイワールド。
マイワールドの世界を研ぎ澄ますことに集中できていれば、テンプレワールドはどうでもよくなります。