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好きなことを仕事にする~究極のカレーで優勝したアフターグロウ

最近、気に入って通っているのですが、職場からは遠いのでしばらくしたらほとんどいけなくなるのが残念です。

 

さて、アフターグロウの店主さんがカレー作りがどこまで好きなのかはわかりませんが、次から次に新しいメニューが出来ることからも、新しいカレーを作るのが好きなのは間違いありません。カレーはスパイスを複数上手に使ったスリランカとかのカレーです。辛さは5辛か、それ以上設定されていますが、5辛でもそこまで辛くないので、5辛にして食べています。

 

店はカウンターが4席に、テーブル席が4つで、一度に8人から13人しか入れません。

カップル二人でやっているので、それくらいが席数では限界なわけです。

 

ランチ時になると、開店前から人が並んでいて、だいたい3回転くらいしている印象です。

週2休みで、ランチだけの日が2日でそれ以外にも不定休があります。

 

客単価は1500円くらいあるので、ランチだけで売上が90万前後くらいはありそうなので、もう十分ですよね。

 

従業員を持たずに開けたいときだけ店を開けておく。それでいて、また、来てくださいねと積極的に声をかけます。と同時に、店内や店外にはいろんな注意書きがしてあって、おすすめは特にない。全部美味しい。食べたいものは自分で考えろ。本当は働きたくない。並んでまで食べるようなものじゃないですよ。ないものはない。長居するならドリンク頼めなどあるわけです。

これは複数の客と会話をせずにコンセプトを伝えるにはすごく効率の良い方法なんですよね。

 

店の人の方が偉そうというのは実は客の質を上げるのにすごく効果的なんです。

それは客自身が店のルールを守ろうと自分たちで動いてくれるようになるからです。

 

もう一つは、店では厨房から見やすい高いところにテレビがあって、天井からは360度指向性のスピーカーが4つぶらさがっています。そこで、主に邦楽ロックのライブを大音量でずっとかけているわけです。

 

もちろん、ライブがある日は、ランチのみにして二人で出かけます。

好きなカレーを作って、好きな音楽をかけながら客の対応をして、上司もいなくて、自分たちの都合で営業時間を決める。

 

そんなロックなスタイルに惹かれて、今度はミュージシャンも店にやってくるようにな

るので、時には好きなアーティストが向こうから来てくれることもあるわけです。

 

好きなことを好きな形でやり抜いていると、好きなものが向こうからやってくる。

店をおしゃれにしなくても単価は上げられるし、十分稼げるわけです。

客に与えられるのは、美味しい料理だけなくて、そのリアルタイムな生き様でもいいわけです。これって、マーケティング上いろんなことのヒントが隠されているんですよ。

夢を見る、夢を見させる、生きる元気を与えるっていろんな方法があるんだなと感じさせてくれるわけです。

 

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