一般的にホールくらいまでのサイズだと、最前列は別格の音質のことが多いです。
2列目ではその音質は得られなくてあくまで最前列だけなんですよ。
で、背が低いと前の人が邪魔でステージが観られないし、音が前の人に吸収されて音質が減ります。
そのことを肌で知っている女子は最前列にこだわって、おしっこを我慢できるように水分も取らずにお目当てのアーティストの何時間も前から最前列をキープしていたりします。
しかし、ULTRAなどのメッセクラス以上の大きさのイベントの場合、それが当てはまらないことがあります。
それは低音を出すためのウーハーが別途設置されている場合です。
音には位相というのがあって、同じところから出ている音は同じスピードで届いてくれますが、違うところから出ている音はスピーカーに近づくほど、その違いが出やすくなります。
中高音域と低音域の役割の違う二つのスピーカーが5m感覚で並んで離れていた場合、それを3mのところから聞くのと、100mのところから聞くのでは、100mの方が誤差が小さくなりますが、3mだと複数の音源が少しずれてきこえてくるので、音がぼわぼわして聞こえるのです。
遠くに離れれれば離れるほど、そのデメリットは消えてきて、かつ、建物の中だと縦横上下の壁を行ったり来たりして増幅される定常波があるのですが、野外だと音は帰ってこないので、定常波はありません。
その場合のデメリットは離れるほど全体の音量が減ってしまうことです。
さて、ULTRAの場合、ではどこが一番音がよいポジションなのでしょうか?
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