HDRとは、High Dynamic Rangeの略で、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べて、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる技術です。
親の影響というのは強いもので、子供の頃から家にレコードのオーディオセットがあり、父親に連れて行ってもらったイベントが小4の時のジャッキーチェンの映画だったこととかもあり、働き出して、最初の目標が自分のオーディオセットを買うことでした。予算100万円で始めた趣味ですが、中古品とかであれこれ工夫しながら、結局、その数十倍という一番予算を割いている趣味として続いています。とはいえ、それだけかけていたので、業界用語のあがりの状態だったのですが、この10年くらいで劇的な進化があったので、今から始めるならというものを紹介しておきます。
ホームシアターのメリット
好きな時に止めてトイレに行ったり、ものによっては巻き戻しもできる。
最新のプロジェクターなら、画質は映画館を軽く越えています。
映画館って、意外と音は小さいです。家でフルスペックの音のチャンネルを実装しようとすると、かなりお金がかかるので、今回はヘッドフォンシステムを紹介します。それなら、映画館以上の音は簡単に体験できます。
一度構築してしまえば、あとは電気代と多くて300円とかのレンタル料で済みます。
家族でみるのも、ヘッドフォン端子を分けてもいいし、簡単なスピーカーシステムでもいいでしょう。
とにかく10年前と何が違うかというと、映像のダイナミックレンジです。明るさと暗さの表現の幅が広がって、さらに4Kで解像度も上がっているので、ほぼリアルに近い見た目を体験できます。家にいるだけで世界中を旅行しているような気分になれるわけです。
6畳あれば、120インチはいけるので、目の前が全て景色という視聴環境も可能です。
テレビと違って、スクリーンに反射した映像なので、どんなに近づいても目に悪いということはありません。
YouTube、Netflix、Amazonプライムなどコンテンツプラットフォームも沢山あります。
その中で注意するべきところは、4K HDRかどうかです。
音質がいいのは、ULTRA HD Blu-rayが一番ですが、レンタルがないのと、買うと数千円するので、おすすめはネットのプラットフォームでのレンタルです。300~400円で借りれます。
BS 4Kも映像は綺麗なのですが、AACという日本独自の低音質規格なので、スピーカーで聴くのはお勧めしません。
プロジェクターはVictorのDLAプロジェクター一択です。
プロジェクターは価格コムにて
JVC, HDR10, LCOSで検索
投射距離は機器によってシミュレートできます。
120インチで最低3.6m程度必要です。
中古で十分です。不具合チェックをちゃんとしている専門店で買うのをお勧めします。定価の30~40%が相場っぽいです。
型落ちの場合は4K HDRに対応しているかどうか注意してください。
ランプは3000時間くらい使えて、交換するとしても3~4万程度です。
テレビやBS 4Kを見たいならチューナー付きの録画機が必要です。
こちらも4K HDRに対応しているかどうかをチェックしておいてください。
ただ最近の機種は音声出力がHDMIしかないので、以下の製品を買ってください。
これでヘッドフォンで聞けるようになります。
HDMI 音声分離器
それ以外だと、アップルTVがコスパが良いようです。
Apple TV 4K
アップルTVも出力がHDMI一つしかないため、上記の機械で音声だけ分ける必要があります。それかAVプリアンプを入れるのも手ですが、コスパが悪くなるので、音までしっかりシステム組みたいなら別途相談してくれれば、答えることもできるのでお気軽に聞いてください。また、Bluetoothで聞くこともできます。
その意味で、もし、PS4 pro移行のPSがあるなら、そっちの方が画質もいいし、できることもアップルTVより増えます。特にULTRA HD Blu-rayの再生ができるので弱点が放送が見られないくらいで、それ以外では最強になります。
スクリーンは自動で上げ下げできるので、8~11万円くらい。
壁に穴をあけられない人は自立タイプ
あけられる人は電動がおすすめですが、タペストリーでもOK
120インチで横幅2.6m程度
アップルTVが2万円。
プロジェクターが中古で40万くらい。
つまり、60万あれば、ほぼ最高級に近い環境が手に入ります。
X500Rなら、30万ほどでもいけます。
天釣りだと天井に裏打ちが必要ですし、作業代がかかるので、ちょっと高めの棚を用意するのがコスパが良いです。
夫婦2人で映画に行くとして、交通費込みで、6000円程度はかかりますから、映画100回分程度です。
車よりは安いですし、貯める目標としてもそんなに悪くない数字ですし、毎日の生活に楽しみもできるのでコスパはかなり良いです。
家電量販店でテレビを買った時、家で見るとあそこまで綺麗じゃないと感じるのは、デモ画面がHDRコンテンツだったとかのオチもあるかもしれません。
ヘッドフォンはオープンタイプのオーディオテクニカがお勧めです。変な音の特徴もない素直な製品が多いです。
ちなみに映像と同等レベルの音声システムを組もうとすると、フロントスピーカーだけで60万くらい欲しいので、さらに最低でも200万くらいかかるのと、音が大きいのでマンションだと無理でしょう。それくらい綺麗な映像が手に入るわけです。